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【NY市場】ドル買い戻しもドル円は後半失速 北朝鮮問題などが重石に

 きょうのNY為替市場はドル買い戻しが優勢となった。手掛かり材料に乏しい中、この日発表になった6月の米求人件数(JOLT)が予想を上回ったことが材料視されていた。JOLTは616.3万件と過去最高となった。先週の米雇用統計は強い内容であったが、今回のJOLTからも企業の採用意欲が強いことが示されている。完全雇用に接近する中、いずれ賃金上昇に繋がってゆく可能性も示されたデータではあった。

 先週末の米雇用統計を受け9月FOMCでのバランスシート縮小開始は確実視されつつあるものの市場の焦点は、年内にあともう1回の利上げがあるか否かに集まっている。現在は年内利上げの確率は半々といったところで推移しているが、市場が利上げ期待を高めるには直近のインフレ鈍化が一時的な動きであるという証拠が欲しいところでもあり、金曜日の米消費者物価(CPI)をはじめ、インフレ指標を待ちたい雰囲気になっている。

 ドル円も序盤は買い戻しが優勢となり、110円台後半まで買い戻されていたものの、午後になって失速している。ワシントンポスト紙が、北朝鮮は大陸間弾道ミサイル(ICBM)に搭載可能な小型核兵器を開発する能力があると米インテリジェンスの分析を伝えていたことや、南アのズマ大統領の不信任案が否決されたことなど政治的な話題もあり、また、米3年債入札が好調だったこともドル円を圧迫した。ドル円は序盤の上げを完全に失い110円台前半に下落。上に往って来いの展開となった。

 次の展開待ちの中、夏休みシーズンで市場参加者も少なく、短期筋中心の動きになっていたようにも見られる。

 ユーロドルは一時1.17台前半に下落。雇用指標発表前の1.18台前半から一気にストップを巻き込んで下落した。米雇用統計後の安値が1.1730付近にあるが、その水準と一時顔合わせしている。

 ポンドも軟調。ポンドドルは1.29台に下落している。OECDは、英EU離脱交渉への不透明感もあり英個人消費にブレーキがかかっているとして、英景気は減速するとの見方を示していた。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美

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