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【NY市場】強い米雇用統計でドル円は一時111円台回復

 きょうのNY為替市場、朝方発表になった米雇用統計が予想を上回る内容となったことから為替市場ではドル買いが強まった。ドル円も買い戻しが強まり、米雇用統計発表前の110円ちょうど付近から一時111円台を回復する場面も見られた。コーン米国家経済会議(NEC)委員長が「秋にも包括的な税制改革法案を提出したい」と述べたこともフォロー。

 今回の米雇用統計は現段階では完璧に近い良好な内容であっただろう。完全雇用に近い中、非農業部門雇用者数(NFP)は20万人を超え、労働参加率も上昇し、失業率は4.3%に再び低下している。そして、何といっても平均時給は安心感をもたらしたであろう。前年比では予想を若干上回り、前月比ではプラス0.3%と高めの上昇となった。

 きょうの米雇用統計はこれまで同様に力強い米労働市場が示された。ドル安に過熱感もある中、これまでのドル安の流れに一服感が出るか、来週以降の動きが注目されるところではある。来週は米消費者物価(CPI)の発表などが控えており、インフレ鈍化懸念を和らげるようであれば、ドル反転の可能性も期待できそうだ。

 一方、ユーロドルは急落し、一時1.17台前半まで下落した。高値から100ポイント超急落。本日の10日線は1.1760近辺に来ているが、その水準を一時下回った。ただ、下値での押し目買い意欲は依然として根強く後半には1.17台後半まで戻している。

 為替市場はECBの出口戦略と、インフレ鈍化からの米利上げ先送りの見方が、ユーロの過度な上値期待に繋がっている。過熱感も高まっていた中、きょうはちょうど良い冷や水になったのかもしれない。

 来週以降、調整モードに入るか警戒される動きではあるが、目先は21日線が控える1.16台前半の水準が下値メドとして意識される。ただ、この日発表になっていたドイツの製造業の指標も強く、ユーロ圏の景気回復への期待値は高い。ユーロ高・ドル安の流れはもうしばらく続くとの見方も根強く、9月末までに1.22を上値目標にしている向きもいるようだ。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美

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