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【ロンドン市場】円買い先行も次第に一服、ただ仏政治不透明感は残る

 11日のロンドン市場は、朝方に円買いの動きがみられたあとは、次第に値を戻す展開。特にユーロ相場の買戻しの動きが目立っている。ユーロ円は序盤に117円割れから116.88近辺まで下押しされ、昨年11月18日以来の円高・ユーロ安水準となった。しかし、その後は買い戻しが優勢になり、117.50近辺まで上昇。ユーロドルは1.0580割れとなったあとは買いが継続し、1.06台に乗せている。この日発表された4月のドイツZEW景況感指数が19.5と事前予想14.8や前回3月の12.8を大きく上回ったことが好感された。2015年8月以来の高水準。

 ただ、最新のフランス世論調査でメラション氏までの4名の主要候補の支持率が接近してきており、4月23日の第1回目投票に向けた不透明感は強まっている。ドイツとフランスの10年国債利回り格差は75bp程度に拡大しており、市場の不安感を反映している。また、この日発表された2月のユーロ圏鉱工業生産は前月比が-0.3%と前回の+0.3%(+0.9%から下方修正)からマイナスに転じており、ユーロ圏全般にはまだドイツほど経済に力強さはみられていない。

 ポンド相場は一時買いが強まる場面があった。3月の英消費者物価指数は前年比+2.3%と事前予想や前回値と同水準だったが、市場では最近の小売統計に弱さがみられたこともあってインフレの鈍化を見越した面があったようだ。発表前にポンドドルは1.24ちょうど近辺、ポンド円は137.10近辺まで軟化した。発表直後は急速に買い戻されて、1.2450近辺、137.70近辺まで反発も、すぐに売り戻される神経質な展開となった。対ユーロでも0.85台前半での激しい上下動がみられた。

 ドル円は総じて上値の重い値動き。序盤に欧州株が続落して取引を開始。米10年債利回りが2.33%付近へと低下する動きとともに、110.46レベルまで本日の安値を広げた。しかし、その後は欧州株の下げ渋り、米債利回りの上昇を受けて110.70台まで下げ渋った。足元では110.60近辺での推移となっており、昨日からの円高の流れには目立った変化はみられていない。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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