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【NY市場】ドル円は狭い範囲でのもみ合いに終始

 きょうのNY為替市場でドル円は112円台半ばでの狭い範囲でのもみ合いに終始した。全体的にはドル売りの動きは一服していたものの買い戻しのムードは盛り上がらず上値は重い。米国債利回りが低下していたことも圧迫した模様。

 先週はFOMCメンバーがタカ派な見方を示さなかったことから失望売りが強まったが、115円台の完全回復を見込んでいたロング勢も先週の動きで一旦モメンタムを失ったようだ。

 週末のG20財務相・中央銀行総裁会議では、トランプ政権の抵抗が強かったのか反保護主義の文言が削除された。しかし、為替に関してはこれまでの合意を踏襲する形で日本も、過度な変動や無秩序な動きに反対する文言を残すことに成功したようだ。ただ、為替市場の大きな反応は特に無く、先週のFOMC後の流れを続けている。

 きょうはシカゴ連銀総裁や、先週のFOMCで利上げに反対票を投じたミネアポリス連銀総裁、そして、フィラデルフィア連銀総裁の発言が伝わっていたが、あと3回の利上げの可能性を否定しなかったものの、インフレ率が目標の2%をやや上回ることを許容する考えも示し慎重姿勢を堅持している。

 112.50を割り込むようだと短期筋のショートカバーも出るようだが、一方で113円台に接近すると売りオーダーも並んでいるようだ。

 一方、欧州通貨も軟調でユーロドルは一時1.07台前半に伸び悩んでいる。特段の材料もない中、先週の上げからの利益確定売りが出ていたようだ。

 ただ、先週のFOMC以降、ユーロドルはリバウンドの動きを加速させている。市場には欧州の政治リスクやトランプ大統領の経済政策から、年内にパリティ(1.00)を見込んでいた向きが多かったが、ここにきて一旦その見通しを後退させる動きも見られるようだ。

 ドル売りも然ることながら、ユーロ自体の上げを見込む向きもいる。背景はECBの利上げ観測だ。ECBは火消しに回っているが、量的緩和(QE)終了前に政策金利を引き上げるとの観測が根強い。

 また、金利市場では現在マイナス0.4%に設定しているECB預金金利の引き上げを織り込む動きも出ているようだ。2018年1月までに0.1%、同年5月までに0.15%、同年8月までに0.20%の利上げを織り込む動きが出ている。

 ポンドもきょうは軟調に推移し、ポンドドルは一時1.23台前半まで下落する場面も見られた。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美

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