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【ロンドン市場】FRB議長証言後のドル買いが継続、豪ドルも堅調

 15日のロンドン市場は、ドル買いが優勢だった。前日のイエレンFRB議長の議会証言で早期利上げに前向きな見方が示されたことが背景。円やユーロ、ポンドなどで前日から一段とドル高が進んでいる。

 ドル円は東京市場では114円台前半から半ばでの揉み合いが続いた。ロンドン早朝には買いが再燃し、一時114.61レベルに高値を更新した。米10年債利回りが再び2.48%まで上昇したことや、欧州株の堅調な推移が下支えとなっている。ただ、値幅は限定的。市場ではオプション関連の注文や115円にかけての輸出からの売り注文などの観測もでていた。

 欧州通貨は軟調。ポンドドルはこの日発表された英雇用関連指標に反応した。失業保険申請の予想外の減少や、保険申請ベースの失業率の低下など好材料があった一方で、週平均賃金の伸びが鈍ったことにポンド売りの反応が広がった。ポンドドルは1.24台後半から1.24台前半へと下落。ポンド円はロンドン朝方に142円台後半で高値を伸ばしていたが、指標発表後は142円ちょうど付近へと反落している。昨日の英物価指標での反応といい、ポンド相場はインフレ動向に敏感になってきている。

 ユーロ相場も軟調。来週20日のユーロ圏財務相会合に向けたギリシャ支援の動向が懸念材料となっていたもよう。進展はあるものの、まだ合意には至っていないとの報道があった。ギリシャ債とドイツ債の利回り格差は拡大してきている。また、ユーロドルには1.0550レベルのオプション関連の注文への思惑もあったもよう。ユーロドルは1.0580近辺から一時1.0543レベルまで下押しされた。ユーロ円は序盤に121.16レベルまで高値を伸ばしたが、その後は反落して120円台後半へと押し戻されている。

 一方で、豪ドルは堅調。対ドルでは0.76台後半でジリ高の動き。豪ドル円は87円台後半から88円手前まで水準を上げている。また、対ユーロでも堅調な動きも目立った。ユーロ/豪ドルは1.27台前半まで下落、2015年4月以来のユーロ安・豪ドル高水準となった。この日は南ア・ランドが対円で2015年11月以来の高値水準、対ドルで2015年8月以来の高値水準をつけている。国際商品市況の上昇や米経済成長へポジティブな見通しなどが資源国通貨買いにつながっているもよう。

 このあとのNY市場では、昨日の上院に引き続きイエレンFRB議長が下院金融委員会で証言する。ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁とローゼングレン・ボストン連銀総裁の講演が予定されている。原油相場にとっては米週間原油在庫統計が発表される。そして、小売売上高や消費者物価指数をはじめとした一連の米経済統計の発表を控えている。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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