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【ロンドン市場】ポンド売り、英首相発言でハード・ブレグジットを懸念

 9日のロンドン市場では、ポンド売りが広がっている。英首相のEU離脱に関する発言報道で、市場にハード・ブレグジットへの警戒感が広がったことが背景。メイ英首相は8日の英スカイニュースとのインタビューで「欧州の単一市場アクセスの断念を意味することになっても、移民流入管理と立法の権限回復がEU離脱における優先事項だ」と表明した。

 この発言報道を受けてロンドン早朝からポンド売りが強まる。ポンドドルは1.22台半ばから1.22台を割り込むと1.21台後半へと下落。欧州株が下落するなかでリスク回避的な円買い圧力も加わっており、ポンド円も143円割れから142円割れ水準へと下落。ポンドドルは1.2125近辺まで一段と下値を広げた。昨年10月以来のポンド安・ドル高水準となった。先週末からドル高圧力が再燃したこともあって、メイ首相の報道が追い討ちをかけた面もあったようだ。

 ポンド安とともにユーロにも売り圧力が掛かっている。ユーロ円は123円台後半から123円を割り込み、122.74レベルに安値を広げた。ユーロドルは対ポンドでの買いもあって比較的底堅いが、一時1.0511レベルとこの日の安値を更新する場面もあった。

 ドル円はアジアタイムで117.53レベルまで買われたが、ポンド安とともに上値が重くなった。117円割れから再び117.20近辺まで買い戻される場面がったが、欧州株安やNY原油先物安などリスク回避圧力には抗えずに116.60レベルまで下押しされてNY市場を迎えている。

 豪ドルやカナダドルは比較的堅調だが、対円で売られているほか、対ドルでも小安い。豪ドル円は85円台後半から半ばへ、カナダ円は88円台後半から87円台後半へと下落。特に取引中盤からは原油安が加わり、カナダ売りの圧力となっているようだ。

 このあとのNY市場では目立った米経済指標の発表はないが、ローゼングレン・ボストン連銀総裁とロックハート・アトランタ連銀総裁の講演が予定されており、先週末のドル買いの動きが再燃するのかどうかが注目される。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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