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【NY市場】ドル円は一時115円台前半まで急落 明日の米雇用統計後の動きに注目も

 きょうのNY為替市場はドル売りが強まっている。きょうのドル売りについては様々見方が出ているが、前日のFOMC議事録でFOMCメンバーがドル高を懸念していることが示されたことがきっかけととの指摘も出ている。ただ、これまでもドル高への懸念は幾度となく発言が出ており、改めて驚くことでもない。

 トランプ氏の大統領選勝利以降、同氏の大型減税やインフラ整備、規制緩和などの経済政策への期待でドルは急速に上昇した。FRBが予想以上に利上げに前向きなことが示されたことも買い手掛かりとなっている。FOMCメンバー内でも、金利見通しを予想するうえで財政拡大を意識せざるを得なかったようだ。

 米国債や株価を含めてやはり、足元の過熱感は高く、今回の下げは健全な調整とも言える。市場は依然としてドルの上値を見ているものと思われ、調整が落ち着けば、次は買い戻しのきっかけを探しに行くものと見ている向きは多いようだ。

 この日発表になった経済指標もドル売りのきっかけを作ったようだ。ADP雇用統計が予想を下回ったほか、12月のISM非製造業景気指数は予想を上回ったものの、雇用指数が低下しており、明日の明日の米雇用統計に向けて不安感も出ていたようだ。

 ドル円は一時115円台前半まで下落している。きょうの動きで21日線を下放れする動きが見られており、テクニカル勢もポジションを一旦、切らざるを得なくなったのかもしれない。120円を超えた時点で利益確定売りを入れようとしていた向きが、一旦断念したとも考えられる。

 明日の米雇用統計後の反応次第では、調整色が強まる可能性も否定できない。ただ、フィボナッチ水準など、テクニカル的な下値サポートまでにはまだ距離がある。それだけ過熱気味だったということでもあるが、いづれにしろ明日の米雇用統計を受けての反応を確認したいところではある。

 ユーロドルは急速に買戻しが強まった。心理的節目となっていた1.05を突破しストップを巻き込む格好で1.06台まで一時急上昇した。1.06台では戻り売りも出て上値を抑えられてたが、本日の高値圏は維持され、もう一段上値を試しそうな気配もある。

 ユーロ圏のファンダメンタルズに目を移せば、今週発表になっているユーロ圏の消費者物価が強い内容となっており、ECBが年内に正常化に舵を切るとの見方を裏付けている。特にドイツからは、ドラギECB総裁に預金者を守るべきと利上げを促す声も出ているようだ。

 今年の政治リスクからユーロの下落を見込む声は多いが、ECBの動き次第では違った展開となる可能性も否定できない。目先は12月29日の高値1.0650付近が意識される。

みんかぶ「KlugFX」 野沢卓美

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