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【ロンドン市場】ドル買い優勢、トランプ相場が再開か

 3日のロンドン市場では、ドル買いが優勢になっている。東京不在のアジア市場ではややドル売りが優勢となったが、値幅は限定的な静かな取引だった。しかし、ロンドン朝方にはドル買い方向へと動意付く。時間外の米債取引が始まると利回りが上昇、ドル買いの動きが始動した。ドル円は117円台前半での揉み合いから上放れ、117円台後半へと一気に上昇。ロンドン序盤には118円台乗せから一時118.35近辺まで高値を伸ばした。ユーロドルは1.05手前水準からロンドンタイムに入ると一貫して売られている。1.04台前半へと下落、さらに大台を割り込むと1.0381レベルに下値を広げている。いずれも昨年の米大統領選後のトランプ相場でつけたドル高水準へと接近している。米株先物は時間外取引で堅調に推移、ダウ平均は150ドル超高、1万9800ドル台後半。ドル相場とともに高値を試す動きとなっている。

 ポンドは比較的堅調。序盤にはユーロドルの下げとともにポンドドルは1.2250割れ水準まで下押しされる場面があった。ただ、この日発表された12月の英製造業PMIが予想を大幅に上回る56.1と2年半ぶりの高水準になったことで、ポンドは買い戻されている。ポンドドルは1.23ちょうど近辺まで反発、その後は1.22台後半で推移している。ポンド円はロンドン早朝の144円台前半から145円台乗せへと上昇している。序盤の123円台乗せを維持できず、122円台後半に押し戻されたユーロ円とは対照的な値動きとなっている。ポンドは対ユーロでも買われた。英FT紙が、3月初めにはメイ首相がEU離脱宣言を行うと報じたが、特段のポンド売り反応はみられていない。

 資源国通貨も堅調な足取り。NY原油先物がドル高にもかかわらず54ドル近辺から一気に55ドル台乗せまで買われたことが好感されている。豪ドル円は、アジアタイムに12月の財新・中国製造業PMIが上振れたことを受けて84円台前半から後半へと買われていたが、ロンドン序盤にはさらに85円台乗せへと上昇している。一方、豪ドル/ドルは0.72台を一時割り込むなど、アジアタイムの上げを消す動き。ドル高圧力に押し戻された格好となっている。カナダ円は87円台半ばから一時88円台に乗せた。一方、ドルカナダはロンドン序盤の1.3405近辺までの下げから反発しており、1.34台半ばへと上昇。円に対しては強かったが、ドルに対しては弱い動きとなっている。

 年初のロンドン市場は全般にドル買いの動きが広がっている。今月20日にはトランプ米大統領の就任式が行われる。このドル買いの動きが昨年のトランプ相場の再開となるのか、このあとのNY市場の動向に市場の注目が集まっている。経済指標では、米雇用統計の前哨戦となるISM製造業景況指数が発表される予定。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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