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【ロンドン市場】ドル円が99円台に突入、ドル安に円高が加わる

 16日のロンドン市場では、ドル円が99円台へと下落している。

 東京市場ではドル円の下落と日経平均の下落がスパイラル状の値動きとなっていたが、ロンドン序盤にはその他主要通貨にもドル安圧力が広がった。ユーロ買い・ポンド売りが先行したことで、ユーロドルが堅調な動きをみせた。8月の独ZEW景況感は0.5と7月の-6.8から大幅改善し、EU離脱の影響が一時的だったことが示された。ただ、市場予想2.0には届かなかった。ユーロドルは一時1.1300レベルと6月24日以来の高値をつけた。

 また、NY原油先物が時間外取引で46ドル台をつける動きとなり、豪ドル/ドルやドルカナダなど資源国通貨でもドル売りが強まった。豪ドル/ドルは0.7740近辺に上昇、ドルカナダは1.2810近辺に一時下落。

 ポンドドルは序盤に対ユーロでのポンド売りが上値を押さえていたが、7月の一連の英物価指標が予想を上回ったことを受けて、上昇に転じた。EU離脱を受けたポンド安の進行で、特に生産者物価(投入・仕入)の伸びが大幅となっていた。今後、消費者物価などへの波及が警戒されるところ。ポンドドルは1.2996レベルまで上昇、8月12日以来の高値水準となった。

 ユーロドルの上昇を嫌って欧州株には全般に利益確定売りが広がっており、米債利回りも低下。取引中盤にかけては円買いの動きも加わった。ドル円は100円手前でジリ安の動きとなっていたが、100円割れから一時99.86レベルまで下値を広げ、6月24日以来のドル安・円高水準となった。このステージでは序盤に堅調だったクロス円も反落している。

 日経新聞電子版で「浅川財務官、投機的な動き注視、円高進行で」と報じられており、当局者が神経質になる水準へと円高が進行している。ただ、ロンドンタイムでの円安方向への反応は限定的。100円台前半が重くなっている。

 ドル安の背景としては、一連の弱い米経済指標を受けた年内利上げ観測の後退があるようだ。原油高の動きも9月産油国会議での生産調整期待から、ドル安を受けた上昇の面が加わっているもよう。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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