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【NY市場】ドル円は一時114円台まで上昇 中国、欧州の弱い指標も刺激策への期待に

きょうのNY市場は懸念が一服しており、ドル円は一時114円台まで上昇した。

この日発表の中国や欧州の景況感指標は弱い内容であったものの、逆に景気刺激策への期待感を高めている。前日は月末ということもあり、G20声明への反応は鈍かったが、「金融・財政、構造政策などあらゆる手段を動員」という文言に、市場は改めて期待感を感じ始めているのかもしれない。

この日の米経済指標が予想を上回ったこともサポート。2月の米ISM製造業景気指数は49.5と予想を上回っていた。依然として指数は景気判断の分岐点である50を下回っており、センチメント改善とまでは思われないが、このところの製造業の景況感指数は弱い内容が相次いでいたことから安心感は出たようだ。

米利上げ期待も復活しているようで、FF金利先物市場では年内の利上げ確率が約60%まで上昇。先月は10%台に低下していた。

ドル高のみならず円安の動きも加わって、ドル円は一時114円台まで上昇。下値では本邦機関投資家や準政府系の買いが活発に出ていることも推測され、明日以降、大きな節目となっている115円台回復の期待感を高める動きとなっている。ただ一方で、年度末に向けた輸出企業の売りオーダーも予想され、115円までは、それなりに抵抗もありそうだ。

ユーロドルは一時1.08台前半まで下落し、これまでも強いサポートとなっていた1.0800の水準が意識される。

来週のECB理事会では何らかの追加緩和が打ち出されることが予想されている。マイナス金利の拡大はほぼ確実視する向きも多いが、資産購入の拡大に関しては見解が別れているようだ。

先週のG20では、通貨安競争も誘発することから、金融政策に過度に偏った経済政策への批判も出ていたようだが、きょうのユーロ圏の景況感指標や、前日のインフレ指標の弱さからすれば、ECBは量的緩和の拡大も同時に打ち出してくる可能性もありそうだ。

市場も次第に落ち着く中で、再び米欧の金融格差に着目した動きが強まっているのかもしれない。

みんかぶ「Klug」 野沢卓美

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