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ドル円一時110円台へ、戻りも鈍い

※忙しい人のサマリー
ドル円一時110円台へ、戻りも鈍い

ドルは全般に軟調、ユーロドルは1.16台後半へ

休場明けトルコリラは東京市場で買いも、海外勢参加で売りが強まる
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【東京市場】一時111円割れ

 週明け27日の市場で、ドル円は一時111円を割り込むなど、ドル安円高の動きが優勢になる局面が見られた。

 111円20銭台から急に売りが強まった格好で、目立った材料が出たというよりも、大口の売りが出たという印象の下げ方に。月末が近いことから、実需がらみの輸出の売りなどのうわさが出ていた。

 111円台を回復した後も、戻りは鈍く円高が優勢に。前週末からの上昇の流れに朝方129円60銭台を付けたユーロ円が、129円割れを示現するなど、クロス円での円買いが目立ち、ドル円の戻りを抑える格好に。 

 ユーロは対ドルでも頭が重く、1.1650台から1.1610台へ。

 週末にイタリアの首相がEU財政規律に反対
の姿勢を示したことなども重石となった。

 長期の休場明けということで注目されたトルコリラは落ち着いた動き。ややリラ買いが目立ち、ドルリラは6.0000を割り込む展開に。

【ロンドン市場】111円台前半で頭重い

 東京市場の昼前に110円台を付けたドル円はその後少し戻して
この時間帯は111円台前半でのもみ合い。
111円20銭近辺がすでに重くなっており、頭の重い展開に。

 ユーロドルは東京市場で1.1650超えも値を戻しており、
逆に朝方1.15台を試すなど、頭の重い展開。
もっとも、欧州株の堅調い地合いもあって値を戻し
1.16台前半でのもみ合いに。

 独Ifo景況感指数の好結果もユーロを支えた。

 
【NY市場】米メキシコの新貿易協定など好感

 NAFTA再交渉で協議を行っていた米国とメキシコは
新貿易協定に署名することを発表した。
カナダについては、新協定に参加を求めるとしている。
新協定では自動車無関税輸出の条件である部材調達比率の引き上げや
製造工程での地域の選定(時給16ドル以上の地域で行うこと)などで合意。
一方メキシコが求めたサンセット条項(5年後に自動失効)を緩和し
6年後に見直し協議とした。
  
 こうした動きがドル買い円売りの動きにつながったが戻りは鈍く
ロンドン市場に続いて111円20銭台が重くなる展開に。

 ユーロドルは1.16台後半へ。
ロンドン市場序盤での1.16割れで下値一服感。
欧州株高などが支えとなり、買いが広がった。 


【本日の見通し】やや頭の重い展開か

 111円20銭近辺が重くなっており、ドル買い円売りに慎重な動きが強まりそう。
ドル安が広がる展開ではないだけに、
下げも限定的とみられるが、リスクはやや下方向か。

 今週は目立った材料がないだけに、
一度方向性が決まると反転しにくい面も。
まだレンジ内での振幅の範囲とみているが、
動きが大きくなるようだと要注意。

【本日の戦略】戻り売り

 レンジ取引を意識も111円20銭手前の売りがやや気になる。
111円10銭台ではいったん売りに回り、デイトレは20銭超えでいったんストップ。
スウィングも111円30銭台にしっかり乗るようだとストップという印象。
ターゲットはデイトレは111円割れで買い戻しての回転を中心にレンジを見極め、
スウィングは110円台半ば近くを狙いたい。


※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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