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ドル円110円を付けた後は、調整目立つ展開に

※忙しい人のサマリー
ドル円110円を付けた後は、調整目立つ展開に

株安などが重石、米金利上昇も一服

もっとも流れはまだ上方向か、押し目も限定的に

FOMCはほぼ無風通過、声明はやや前向きも想定内

米雇用統計は失業率が低下も、他が弱めで瞬間ドル売りに

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【2日の市場】NY市場で一時110円台

 東京市場でいったん上値を試し、前日の海外市場高値を超えて109.92円を付ける動き。
もっとも、いったんは上値トライを大台手前の売りに阻まれると、
FOMC前ということもあり、東京午後からロンドン市場にかけては様子見ムードも。

 NY市場に入って、いったん上値をトライする動きとなり110円台に乗せたものの、
FOMCを前に、大台超えでの買いは盛り上がらず。
 
 FOMC声明では「インフレの動向を注意深く監視」の文言が削除されるなど
6月の追加利上げにむけて若干前向き姿勢も
想定の範囲内ということもあり、発表後はドル売りの動きに。
109.60銭近辺まで値を落とす場面が見られた。
 その後すぐに値を戻したが110円を戻しきれない展開に。
 
【3日の市場】ドル高調整

 ドル高の動きに調整が入った。2日の市場で110円台をいったん付けたこともあり
ドル高円安の動きが一服。
東京不在のアジア市場からドル売り円買いが優勢でNY市場の安値を割り込んで値を落とすと
ロンドン市場で109円50銭を割り込んで売りが続いた。

 クロス円も値を落とし、円安一服という流れで
ユーロドルやポンドドルではドル高が継続。
ユーロは消費者物価指数の弱さが重石となった。

 NY市場ではさらにドル安円高で109円割れも。
大台は回復したものの、109円台前半での推移と頭の重い展開に。
クロス円も依然軟調、ダウ平均の大幅な下げが円買いを誘った形、
もっともNY午後には株が値を戻したことで、ドル円の大台回復に。

【4日の市場】

 東京不在のアジア市場で再びの109円割れも、
米雇用統計前ということもあり、動きは限定的に。
 ドル円は109円ばさみでの動きをロンドン市場でも続けて雇用統計待ち。

 ユーロドルなどは軟調で、ドルは対円を除くと比較的しっかり。
前日同様にクロス円を含めた円高が優勢な展開。

 雇用統計は雇用者数、平均時給が弱めでドル売りが優勢に。
失業率は2000年以来の4%割れと好結果も
全体的に弱めの印象が強く、発表直後は108.65円近辺までと
ドル売りが一気に強まった。

 もっとも、売りが一巡後は買い戻しが優勢。
クロス円も、買い戻しが入るなど、円安調整も週末を前に一服。

【本日の見通し】再び上を試せるか

 ドル高円安の調整が先週後半に優勢となったが、
流れが大きく変わったわけではない。
雇用統計後の108円60銭台トライ後の買い戻しもあり
ドル円の基調は上方向を維持か。

 もっとも、110円近辺からの売りを警戒する動きは先週以上に強まりそう。
米債利回りの上昇も一時に比べ落ち着いており、10年債は2.95%近辺で週の取引を終えた。
米債利回りの上昇を受けてのドル全面高の勢いは弱まっている。

 とはいえ、欧州通貨売りドル買いの流れが継続する中で
どこかのタイミングで110円台にしっかり乗せてくる可能性も。
レンジ取引の中で上値を試す展開を見込んでいる。

【本日の戦略】
 押し目買い
108円台での買いを狙いたいところ
108円台半ば割れでいったんストップのイメージ。

 欧州通貨安の流れが変わるようだといったん様子見も。

 デイトレはレンジを取引を意識。こちらも基本は買いからか。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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