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EU離脱交渉の進展でポンド買い強まる

※忙しい人のサマリー
EU離脱交渉の進展でポンド買い強まる

NY市場は株安などが重石にナスダック大幅安

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【東京市場】リスク警戒が円高誘う

 ドル円は105円60銭台まで値を落とす頭の重い展開となった。
 今日・明日とアルゼンチンで開催されるG20を前に、警戒感が強まっている。
 米国の保護主義的な動きが市場の警戒材料となる中で、G20では自由貿易主義に向けたメッセージなどが出てくるのかが注目されるところ。米国側からの反発も予想され、波乱要因となっている。中国と米国のG20の場での対立が目立つようだと、円高が進む可能性があるだけに、ドル売り円買いが入りやすい状況に。
 先週金曜日のNY市場で株高などを受けて106円台を回復し、その流れで迎えた東京市場。朝方に106円15銭を付けたところが高値で、その後はドル売り円買いが優勢に。
 先週金曜日から0.77ちょうど近辺の買いに下値進行を止められていた豪ドル/ドルは、0.7688までと大台をしっかりわりこみ売り基調が継続。

【ロンドン市場】英国のEU離脱交渉進展でポンド高

 英国のEU離脱をめぐる交渉において、移行期間について広範にわたる合意に達したと米紙が報じ、その後関係者も同様の内容を認めたことで、ポンドが一気に買い進まれた。ポンドドルは1.39台前半から1.40台半ば近くまで、ポンド円は147円台前半から149円台まで。

 リスク警戒の動きが後退したポンド円の買いにドル円も106円台をしっかり回復する流れに。

【NY市場】朝のドル買いを株安が崩す

 朝方は106円30銭近辺まで上昇とロンドン市場での流れを引き継ぐ動きに。

 EU離脱交渉の進展がリスク警戒感の後退を誘った。

 しかし、株安の流れがドル売り円買いを誘い、その後は頭の重い動きに。
トランプ政権のモラー捜査官批判、大統領選でのデータの不正利用疑惑が広がったフェースブックの大幅安、アップルが独自ディスプレイ開発との見通しでユニバーサルディスプレイの大幅安、ウーバーの自動運転車が死亡事故を起こしたことで、同社と提携する画像用半導体大手のエヌビディアが大幅安となり、米株安が進行。

 ドル円は一転してのリスク警戒に105円80銭近辺に。

 もっともポンド円がしっかりの展開を続けたこともあり、夕方には値を戻して106円を回復。

【本日の見通し】G20などにらむ

 G20が開幕。仮想通貨規制は事前見通し通りの動きとなりそうだが、ここにきて強まる保護主義的な動きへの対応については未知数で、状況を確認しながらの流れに。
 今日からのFOMCへの警戒感もあり、106円ばさみで神経質な展開が続きそう。

 日本勢は明日の祝日を前にポジションを積み上げにくい面も。

 レンジ取引を基本に、荒っぽい値動きも。

 米株の大幅安の影響はハイテク中心だけに日本株にも影響が出そうだが、いくつかの米企業の独自材料による大幅安も目立っており、どこまで続くのかは微妙で、日経平均が意外にしっかりとなると、ドル円は少し買い戻しも。

【本日の戦略】様子見ムード

 明日の祝日を考えると、大きなポジションの維持はやりにくさも。
戻り売りの流れは継続で106円台でうまく売りに回りたいところもあまり無理をせず。
107円台乗せまで耐えられる範囲でのポジション作成といったところ。
デイトレは106円ばさみでの推移を意識。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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