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一時リスク警戒強まるも、週末を前に一服

※忙しい人のサマリー
一時リスク警戒強まるも、週末を前に一服

ユーロは頭の重い展開。対円での売りなど重石
当局の慎重姿勢もユーロ売り誘う

豪ドルは全面安基調続く、対ドル、対円ともに売り
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【東京市場】マクマスター解任報道などに円買い

 昨日のNY市場の流れを受けて、朝方はドル買い円売りが優勢となり、ドル円は106円30銭台を回復する動きとなった。
 もっとも106円台半ばからは売りも出ており、頭の重い展開に。
 その後、米ワシントンポスト紙がマクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)が解任されると報じ、警戒感から一気にドル安円高に。
 今回の報道に関して当局は否定したものの、同氏は以前から解任の噂が出ていたこともあり、当局の否定後もドル安円高傾向が継続。
 前日のダウの買戻しなどに寄り付きはプラス圏となった日経平均がマイナス圏に値を落とし、後場に入って下げ幅を拡大するにあたって、ドル売り円買いの動きが継続した。

【ロンドン市場】円買い強まる

 マクマスター解任報道が当局から否定されても、
ドル円が軟調なままの推移となったことで
重さが意識される展開となり、
ドル円は105円65銭近辺まで売り込まれる展開に。
クロス円は、欧州通貨の対ドルでの買いなどに支えられながらも
円買いが優勢な展開に。
対ドルでも売りが強まった豪ドルは対円で82円台半ば超えから82円割れへ

【NY市場】ドルの買い戻し
 米債利回りの上昇、米株の上昇などで
週末を前にいったんドルの買い戻し基調が強まる展開となった。
 
 ユーロドルでのユーロ売りドル買いの動きも
ドル全般の買い戻し基調を支える格好に。

 その他通貨も対ドルで下落する展開。
ポンドは一時1.38台へ値を落とす動きがみられたものの、
下がったところでは利益確定の動きなどに1.39台を回復。

 豪ドルはロンドン市場からの売りが加速し0.7710近辺まで下落。
対円でも81円60銭台と下げが続いた。

【本日の見通し】リスク警戒の動き継続に

 週末いったん値を戻したものの、頭の重さは継続。
ドル円は106円台前半で売りが出る流れに。
105円台半ばからの買い意欲も残っているだけに
目先は106円近辺での振幅が見込まれるところ。

 通商問題が世界的な注目材料となる中で
今週予定されているG20への注目度が高まっている。
世界的な保護主義的な動きが強まるようだと、
ドル円はサポートを割り込んで下値をトライする可能性が強まる。

 ユーロドルなども頭の重い展開となっているが、
なんといっても重いのは豪ドル。
対ドル、対円ともに売り込まれており、下値進行が止まらない。
通商問題の悪化で米中関係が悪化すると
豪州の最大の輸出品である鉄鉱石
世界の生産シェアトップのボーキサイト(アルミの原料)への影響も大きくなりそうで
相当大きな売り材料という意識が大きいだけに、
厳しい状況が続く。 

【本日の戦略】戻り売り

 下値リスクが当面続く状況だけに
基調は戻り売り。

 105円台半ばからの買い意欲を考えると
105円台で売りにくいところで、106円台を待って売りに回りたい。
デイトレも売りから、早めに入る手も、振幅に流れが合わないときは無理をせず。
105円半ば手前は、勢い次第でもあるがいったん買い戻しも。

ただ、どこかで抜ける可能性が高いことには留意。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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