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英ロ対立など警戒しポンド売り、ドル円は一時円高進行も、少し戻す

※忙しい人のサマリー
英ロ対立など警戒しポンド売り、ドル円は一時円高進行も、少し戻す

ナバロNTC委員長発言などが円買いの調整さそう、戻りは依然重い

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【東京市場】米国の対中強硬姿勢警戒で円高継続

 ドル円は105円台へ値を落とす動きとなった。前日のNY市場で見られた米国の対中強硬姿勢幣の警戒感がドル売り円買いを誘う展開に。トランプ政権は辞任したコーンNEC委員長の後任に保守派の経済評論家クドロ―氏を指名すると報じられたが、クドロー氏は対中強硬派としても知られており警戒感が強まった形。
 また、更迭したティラーソン国務長官の後継に指名されたポンペオCIA長官も対中強硬派として知られており、トランプ政権の対中姿勢が市場の警戒感を誘っている。

【ロンドン市場】ポンド売り、ユーロも軟調

 ポンド売りが広がった。
英ロの対立が警戒感を誘っている。
英国でのロシアのもとスパイ暗殺未遂事件を受けて
昨日英国はロシア外交官の国外退去を発表、
国連安保理を緊急開催し、英国とロシアの代表がやりあう場面が見られた。
ロシアはその対抗として、英国の外交官の追放を発表
両国の関係悪化にポンド売りに。

 また、英蘭の大企業ユニリーバが
本社機能をオランダに一本化との報道も
ブレグジットがらみでの英国からの逃避の一つという印象を市場に与え
ポンド売りが広がった面も。

 ユーロは対ポンドでは買いも、その他通貨でポンドに連れ安。
 ドル円は106円を挟みもみ合い。

【NY市場】ナバロ発言で値を戻す
 
 ナバロ国家通商会議(NTC)委員長が
「関税は必ずしも貿易戦争は引き起こすことはない」と発言したことなどから
通商問題懸念がやや一服し、ドル円は106円台前半へ上昇。
上値は重いものの、下値トライが一服する展開に。

 ポンドやユーロの売りはロンドン市場から引き続いて継続しており、
ユーロドルは1.23ちょうど近辺まで下落する展開に。
英ロの対立に対する警戒が依然重石となっている。

【本日の見通し】週末を前に警戒感やや後退も頭は重いか

 ナバロNTC委員長が貿易戦争に否定的な発言を行ったこともあり
ドル売りの流れがやや収まり、
106円台前半を回復している。

 もっとも、警戒感は続いており、
戻りでは売り意欲が意識されるところ。
政治相場となっており、週末に米国や中国の要人から
どのような発言が出てくるのかわからないとのリスクを考えると
週末越えのドル買いポジションも持ちにくいところで
戻りは重くなりそう。
106円台前半を中心に下値リスクを意識という展開か。

 ユーロドルが1.23ちょうど近辺まで下げてきており
ドル全面安の流れは完全に収まってきたことも
ドル円の下値を支える材料になると期待される。
 

【本日の戦略】

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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