FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

雇用統計相当強めも107円台では売り

※忙しい人のサマリー
雇用統計相当強めも107円台では売り

相当強めの雇用者数も、利上げ期待は盛り上がらず

ユーロドルの1.22台の買いもあり、ドル買い基調も慎重な動き
-+---+--+---+---+---+---+---+---+--+--

【東京市場】ドル高円安優勢も、冴えない株が重石に

ドル円は午前中に日経平均が一時500円超の上昇を示すなど、株高の動きが強まったこともあり、ドル円は106円10銭台から107円手前まで大きく上昇。
 NY夕方の鉄鋼・アルミに対する関税賦課に関する発表で、事前見通し通りカナダ・メキシコの除外、日本など軍事同盟国も除外の可能性を示すなど、落ち着いたものとなったことも、ドル買いを誘った。
 米朝首脳会談の5月実施計画で合意などの報道も、リスク警戒感の後退からの円売りにつながった。

 もっとも株が上昇一服後下げに転じ、後場には日経平均、TOPIXとも一時マイナスに転じる流れをとなり、ドル円も上値から値を落とす展開に。

 昨日のECB理事会後の振幅を経た下げで1.23割れまでつけたユーロドルは、東京市場でも1.23を割り込む場面が見られるなど軟調地合いも、値幅は23ポイントほどと落ち着いていた。

【ロンドン市場】雇用統計待ち

 雇用統計待ちで落ち着いた展開。
ドル円は106円台後半でのもみ合い、
ユーロドルは1.23台を割り込むなど
ややドル買いが優勢。
強めの数字が期待されており、ドル買いが入りやすい地合いに。

【NY市場】NFP30万人超え

 非農業部門雇用者数が30万人を超える予想をはるかに超える好結果。
ドル円は107円台に乗せるドル買いも
もう一つの注目項目平均時給が予想を下回ったこともあり、
107円からの買いは慎重でもみ合いに。
ユーロドルも1.22台での売りは慎重で、
ユーロ円の買いなどに1.23台を回復


【本日の見通し】堅調地合いもCPIにらむ

 基本的には堅調地合いも
雇用統計を受けても政策金利見通しに大きな変化がなく
今年中の利上げ確率も年3回が依然大勢。
 ドル高基調は継続も上値をしっかりと試す勢いに欠けるだけに
107円台での売り意欲を意識した展開が続きそう。

 注目は明日の米消費者物価指数。
雇用自体はすでに完全雇用に近いとの思惑で
利上げのハードルをクリアしており、
カギは物価動向という認識が強いだけに
雇用統計以上に市場の反応がみられそう。
それまでは様子見ムードも。

【本日の戦略】押し目買いも慎重に

 流れ的には上方向で、基本はドル買いとなりそう。
ただ、107円からが重かっただけに突っ込んだ買いはできれば避けたい
押し目買いが基本となりそう。

 デイトレは早めに買いからの回転も無理をせず。
明日のCPI次第で流れが変わる可能性があるだけに、
期待しすぎない。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ