FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

株安警戒でドル安円高

※忙しい人のサマリー
株安警戒でドル安円高

円高だけでなく、ドル安の流れで、ユーロドルなども上昇

英CPIは予想を上回り一時ポンド高加速
-+---+--+---+---+---+---+---+---+--+--

【東京市場】後場に株安でドル安円高進行

 連休明け13日の東京市場、ドル円は午前中の108円台後半でのもみ合いから、午後に入って108円台前半へ値を落とす展開となった。

 前日のNY株高などを好感して、午前中に300円近くまで日経平均株価が上昇するなど、株高が強まる展開を見せたが、午後に入って上げ幅を急速に縮める中で、ドル円は短期的な節目として意識されていた108円台半ばを割り込み、ドル安円高が進行。日経平均がそのままマイナスに転じ、下げ幅が100円を超えるなど、高値から400円超の下げとなる中で、頭の重い展開が続いた。

【ロンドン市場】欧州株安きっかけに大きくドル安円高

 ドル円が108円を割り込み一気に107円台半ば割れまで下落
日経平均の後場の下げに加え
日経平均先物の下落、欧州株安、米株先物の下落などが
リスク警戒感を誘った格好に。

 107円台半ば割れでは買いが出るものの
昨年9月の安値107.32を意識する展開が継続。

 ポンドは注目されたCPIが予想通りには下がらず
前回同様に前年比+3.0%にとどまったことでポンド買い。
ドル安の動きも加わって、ポンドドルは1.39台に。

【NY市場】安値もみ合い

 ドル円は何度か107円台半ば割れをトライも
そこからは買いが入り107円台後半でもみ合いに。

 ドル安の流れから上昇を見せたユーロドルは
ロンドン市場で1.23台をしっかり回復。
NY市場で1.2370近辺まで上昇後、もみ合いとなった。

 ポンドはCPI後の高値からやや調整も
1.38台半ばを維持で、もみ合い。

【本日の見通し】CPI控え、発表までは様子見も

 ドル安基調が続く中
NY市場朝に米消費者物価指数の発表が控えている。
今後の米利上げ基調の動向に大きな影響を与える指標だけに
注目度が高く
ドル安が一気に進んだ不安定な相場展開とはいえ
いったんは様子見ムードも。

 CPIの鈍化傾向が目立つようだと、
ドル売りが加速する可能性。
 インフレターゲットが遠いという印象が強まり、
年3回の利上げへの疑問が生じると
ドル円は106円台も。

【本日の戦略】指標待ち

 米CPIは今週最も注目されている材料だけに
発表までは動きにくい面も。

 デイトレは107円台後半でのレンジを意識しての回転。
スウィングは発表まで様子見、

 結果次第だがリスクは下方向。
CPIの時点で2.0%を割り込む状況は、
代替品の扱いや住宅関連コストの占める割合などでCPIよりも低く出るPCEデフレータでの
2.0%到達は相当遠いという印象を与えそう。


※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ