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株乱高下後、ダウ終盤に大幅高

※忙しい人のサマリー
株乱高下後、ダウ終盤に大幅高

株の回復がリスク警戒後退につながり、ドル円クロス円しっかり

豪中銀は金利据え置き、声明も大きな変化なし
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【東京市場】株式市場に振り回される

 日経平均の下げ幅が一時1600円を超えるなど、株安の動きが午後に入って一段と加速。ダウ平均先物も値を崩す展開で、株安がリスク回避の円買いを誘って、ドル円は一時108円台半ばを割り込む動きを見せた。
 朝方は、逆に円売りが優勢であった。日経平均は大きく下げて始まっていたものの、海外の先物市場で1000円近辺の下げを記録したこともあり、想定内として朝の為替市場では大きな材料とならず、109円近辺のしっかりさに利益確定の動き。
 しかし、日経平均の下げが徐々に想定を超えて、NY引け前に下げ幅を縮めたダウ平均先物が再び値を落とす中で、リスク回避の動きが強まった。
 もっとも、引けにかけて値頃感の買戻しなどが入り、日経平均が下げ幅を400円以上縮めるなどの動きに、ドル円も安値から買戻しが入り、108円90銭近辺へ。

 12時半に政策金利の据え置きを発表した豪中銀。豪ドルは予想通りとして反応薄。声明も目立った変化がなく、発表直後の反応は小さいものとなった。最も、リスク感応度が大きい豪ドルの株安を受けての売り意欲は強く、その後豪ドル円の売りが優勢に。朝の86円台から85円ちょうど近辺まで下げる場面が見られた。引けにかけて株が戻すと豪ドルも買戻しが入り、85円台後半まで。

【ロンドン市場】序盤に一服

 東京引け前の流れに続いて、ロンドン市場朝も株が買い戻しされて
いったんはドル円も買い戻し。
もっとも中盤にかけて欧州株や米株先が再び売られ
円高が進むなど、神経質な展開。

 ユーロは対ドルでいったん上昇。対円でも買い戻しが入る展開。
もっとも、株安でユーロ円が売られた中盤に
ユーロドルも値を落とし行って来いに。

【NY市場】乱高下呉大幅反発

 米株が前日比終値ばさみで振幅を見せた後、
終盤にかけて買い戻しが一気に強まったことで
ドル円クロス円の買いが強まり、
ドル円は109円代半ば超えに。

 株の混乱が収まったとの期待感が
リスク警戒の動きを一服させた格好。

 ユーロ円での売りもあって1.23台前半へ落としたユーロドルは
その後の買い戻しが優勢で一時1.24台。
大台を維持できなかったものの1.23台後半に。
 
【本日の見通し】まだ不安定も、警戒一服

 株式市場はまだ不安定な流れ。
下げに大きな理由がなかった(金利上昇などがきっかけも、暴落するほどの理由にはならず)だけに
戻りもあっさりと入る流れで
不安定な展開だけに、
ドルの買い戻しには慎重な姿勢がみられる。

 もっとも、いったんはリスク警戒が落ち着き
円高を試す流れにもならず、
109円代を中心にしたレンジ取引が基本となりそう。

【本日の戦略】押し目を待つ流れ

 一転して株が落ち着き、昨日の動きの調整が入りやすい。
ただ、まだ動きは不安定で突っ込んだ買いは避けたい。
じっくり待っての買いに回りたい。
109円ちょうどから108円台後半での買いを意識。

 デイトレはもう少し早く、109円台半ばを挟んでのレンジ内振幅を意識。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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