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小売売上高の好結果もドル安に

※忙しい人のサマリー
小売売上高の好結果もドル安に

ECB据え置き、見通し前向きで上昇も続かず

BOEは全会一致での据え置きで少し売りも大方の予想通りで下げ限定的。

スイスは完全に予想通り

トルコは主要通貨据え置き、後期流動性ウィンドウ金利0.5%利上げ、
市場期待は同金利の1.0%引き上げで、発表直後にトルコ急落
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【東京市場】豪ドルは雇用統計受け上昇

 ドル円は112円50銭台から70銭台での推移。海外市場で米消費者物価指数の弱さや、FOMCでの物価見通しの据え置機などを受けて112円台半ばに低下後、少し買戻しが入ったが、戻りは鈍かった。


 金融政策会合を控えるスイス、ユーロ、ポンドはもみ合い。イベントを前に目立った動きを見せず、狭いレンジでもみ合った。

 雇用統計がかなり強かった豪ドルは、発表後一気に上昇し、その後高値圏もみ合い。雇用の内訳をみても、正規・非正規がともに上昇。労働参加率の上昇など強めで、豪ドル買いが強まった。

【ロンドン市場】英中銀据え置きは前回一致

 朝方はドル円上昇、ポンドもしっかり。
ポンドに関しては英中銀金融政策会合で利上げ派が残る(前回11月の会合で利上げ)との一部の見方がポンド買いを支えたが全会一致の据え置きで、その後はポンド売り。もっとも、1.34台維持と押し目は限定的。

 ドル円は112円台後半推移。欧州株安なども、しっかりの展開崩さず。

 ユーロは理事会前にもみ合いが続いた。

 スイスも金利据え置き

 トルコは主要政策金利を据え置き、後期流動性ウィンドウ金利を0.5%引き上げ
12.25%から12.75%へ。市場の事前期待は13.25%で引き上げとなっており
発表後にトルコは急落。

 【NY市場】午後にドル売り円高広がる

 朝方はユーロの戻り売り。
ECB理事会のスタッフ見通しで成長、インフレを上方修正でいったんはユーロ買いも、その後値を落とした。
ドラギ総裁会見でも「2ヵ月前に比べ目標に到達できる公算高まった」と前向き発言でいったんは上昇。もっとも、1.18台半ば超えから売りが強まり、1.17台へ値を落とした。

 ドル円は午後に値を落とし112円ちょうど近くまで。
米株が反落を見せたことや、米債利回りの低下が背景に。
小売売上高の好結果でもドル円が上昇できず、上値の重さが意識された面も。

【本日の見通し】頭の重さ意識

 112円台を何とか維持しているものの、戻りは鈍い。
昨日の小売売上高の好結果は、ブラックフライデーをはじめとする年末商戦序盤の好調さを意識させるもので、米国の個人消費の力強さが印象的に。
しかし、それでもドル買いが続かない状況に、いったん大きくポジション調整。
目先は112.50が重くなっており、やや下値リスクが高い。もう一度112円をトライに行くと、支えきれない可能性も。12月6日も下値進行を止めた同水準を支え切ると
来週は上方向の期待が強まる。

 ユーロは頭の重さが意識。
ECB理事会での前向き姿勢やドル安の流れでもユーロドルが1.18台を維持できず
いったんは下方向という意識が強くなりそう。


【本日の戦略】

 112円割れまでは買い下がりも手だが112円を割り込みといったん様子見。
112円を下値に戻す可能性も十分にある。
デイトレも押し目はまず買いか。
ただ、頭の重さが意識されるところで無理は禁物。デイトレは週末にポジションを持ち越さず。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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