FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

みんかぶFXとの統合のお知らせ

平素はKlugFXをご利用いただきありがとうございます。KlugFXは12月8日をもって、みんかぶFX(https://fx.minkabu.jp/)と統合いたします。KlugFXをご利用いただいているユーザーの皆様には、みんかぶFXをご利用くださいますようお願い申し上げます。

株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド

イベント前に様子見

※忙しい人のサマリー
イベント前に様子見

ドルは振幅も方向感生じず

ポンドはCPI強めでいったん上昇も続かず
-+---+--+---+---+---+---+---+---+--+--

【東京市場】様子見

 ドル円は113円台半ばを挟んだ小動きに終始した。今日、明日とおこなわれるFOMCを前に、積極的な取引が手控えられた。
 FOMCでの利上げはほぼ織り込み済み、参加メンバーによる金利見通しも、前回同様に来年中に3回の利上げを見込んでくるとの見通しが強い。現状の金利市場での織り込みは来年中に1回ないし2回の利上げとなっている分、金利見通しの結果次第ではドル買いが強まる可能性。一方物価見通しは引き下げられる可能性もあり、こちらはドル売り材料と、売り買いどちらに動いてもおかしくないだけに、事前の突っ込んだ売り買いに慎重になっている。
 また、本日行われるアラバマ州での連邦上院補欠選挙が、共和党・民主党候補のどちらが勝ってもおかしくない接戦となっており、世論調査でも、調査によって優勢者が違うという状況で、判断が難しいことも、様子見ムードに。現状で共和党が押さえている議席だけに、民主党が逆転で勝利すると、上院での勢力は51対49と、共和党のリードがさらに縮まり、税制改革法案の可決が難しくなるとの思惑からドル売りが広がりそう。

【ロンドン市場】ポンドは往って来い、ドル円膠着

 12日のロンドン市場でドル円は113円40銭台を中心に非常に狭いレンジでのもみ合いとなった。アラバマ州での連邦上院補欠選挙の投開票や、今日、明日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて、模様眺めムードが広がった。ユーロドルも1.17台後半のレンジ取引が続くなど、目立った動意を見せなかった。

 注目された英消費者物価指数(CPI)が予想を上回り、前年比+3.1%と、インフレターゲットの許容上限(2%の上下1%)を超える結果となったポンドは、対ドルで1.3340近辺から一時1.3380近辺まで上昇。もっとも、ターゲットを超える一時的な物価上昇は中銀も見込んでおり、今回の結果がすぐに追加利上げにつながるものではないとの認識が広がり、高値から反転、逆に1.3310台を付けるなど、売りが出る場面も見られた。その後再び1.33台後半と、やや不安定な動きに。

 豪ドルは堅調な展開に。先週値を落とす場面が目立った鉄鉱石などの国際商品価格に下げ止まりが見られ、資源国通貨買いに。

 【NY市場】ドル買い一時優勢も続かず

 ドル円は一時113円75銭を付け、先週高値を上回る勢いを見せた。
もっとも、13日夜(日本時間14日4時)のFOMCを前にドル買いに慎重姿勢がみられ
その後は値を戻して113円台半ばでの推移。
 
 ランド・ポール上院議員のツイートで売られる場面も、その後値を戻した。
先日の税制改革法案を上院本会議が可決した際に
共和党で唯一反対したポール議員(51対49での可決)
「財政を破綻させるような歳出拡大法案には反対する」と
従来の主張を繰り返す発言を行った。

 現在投票中のアラバマ州連邦上院補欠選挙で民主党が勝利すると
勢力図が51対49となり、ポール議員の反対で50対50と
まさにぎりぎりとなる(同数の場合は議長である副大統領裁定なので共和党が実質勝利)
ポール議員以外の造反者を出せないこととなり、厳しい状況になるとの思惑が広がった。
 
【本日の見通し】アラバマ州選挙、FOMCにらみ

 現在投票作業中のアラバマ州選挙(時差は15時間)
東京時間の午前に開票が始まり、大勢が判明する見込み。
事前の世論調査では混戦となっている。

 現在米上院の勢力は52対48
(今回の補選の原因となったセッションズ司法長官の辞任後は、
 ストレンジ氏が暫定で共和党議員となっている、補選は予備選でムーア候補に敗北)
民主党のジョーンズ候補が勝利した場合、51対49とぎりぎりになる。
先日の上院予算決議案で反対票を投じたランド・ポール議員が
今後も歳出拡大に反対してくる可能性が高いため、
50対50とまさにぎりぎりとなる(同数は副大統領のタイブレーク)ため
他の造反者を出さないように、厳しい調整が必要となる。
 こうしたことからドル売りがいったん強まる可能性が高い。

 FOMCでの利上げはほぼ確定的。
注目は参加メンバーによる経済・金利見通し。
9月時点では来年中3回の利上げが大勢となっていた。
この状況が変わるかどうかがポイントに。
変化なしもしくはそれ以上の利上げ見込みでドル買い。
経済成長見通しや失業率見通しは強めに修正の可能性も、こちらもドル買いに。
一方で 物価見通し(PCEデフレータ前年比)は下方修正の可能性も。
こちらはドル売り材料で、各見通しをきちんと見極める必要。

 発表までは動きにくい展開で、アラバマ州選挙結果判明後は不安定な展開となりそう。

【本日の戦略】イベントにらむ

 イベントの結果次第の面が強い。
混戦予想のアラバマ州連邦上院補選は
共和党勝利でドル買い、民主党勝利でドル売り。
事前世論調査は直前調査でもどちらが優勢かが調査によって大きく違うなど
混乱状況を示す展開となっている。

 FOMCも金利や物価の見通し次第でどちらにも動く可能性。
事前にあまり決めつけず柔軟対応が必要。

 スウィングは買い基調継続も、新規ポジはかなりじっくりと待ちたい。
もしくは発表後の流れに乗る。

 デイトレもイベント後の流れを意識。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ