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株高など好感し、ドル買い継続

※忙しい人のサマリー
株高など好感し、ドル買い継続

雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を超えるも、平均時給が弱め
好悪交錯で振幅後、ドル売りも限定的。
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【東京市場】午前中ややドル高も限定的

ドル円は午前中に113円10銭近辺から113円39銭を付け、その後は113円30銭台でのもみ合いが続いた。

 アジア株が軒並み堅調。日経平均の上げ幅が300円を超える中で、リスク選好の動きが広がった。

 米税制改革への期待感などもドル買いに。

 本日が期限となっていた米国の暫定予算であるが、東京朝方にまず下院、その後上院で延長が可決され、リスク要因が先送りされたことでの安心感も午前中のドル買いにつながった。

 もっとも午後はほぼ膠着状態。この後22時半に米国の雇用統計を前にして、突っ込んだ動きへの警戒感が広がっており、様子見ムードが強い展開が続いた。

【ロンドン市場】雇用統計前にドル堅調

 ドル高の流れが続いた。
雇用統計を前に値幅自体は限定的も、ドル円が113円台半ばを超えて上昇後
113円台半ば近辺の高値圏でもみあいに。

 ユーロドルが1.17台前半へ落とすなど、ドル高の流れが目立った。

 ポンドは英国とEUとの離脱上限の合意が
メイ首相とユンケル欧州委員長の間でまとまったが
事前に織り込みが進んでいたこともあり、影響は限定的に。

 【NY市場】雇用統計は好悪混在

 雇用統計、非農業部門雇用者数が予想を上回る好結果も
インフレへの影響から注目度が高い平均時給が予想を下回り、前回値も下方修正の弱め。
発表後は売り買い交錯で振幅後、ドル売りがいったん優勢に。
ドル円は113円15銭近辺まで売りが出たが
その後は買戻しが優勢。
ドル高の流れが継続で、
米株高の動きなども支えとなり、値を戻した。

 ロンドン市場でEU離脱条件の合意が報じられたポンドは、
材料出尽くし感もあって、値を落とす展開に。
ユーロポンドでのユーロ買いポンド売りも入り、ユーロドルは安値から値を戻した。

【本日の見通し】ドル買いの流れ継続

 FOMCを明日夜に控えて、積極的な売り買いには慎重姿勢も
基調はまだドル買い方向。

 ドル円は平均時給の弱さも113円台の大台を維持して戻すなど
下値しっかり感が強い。

 米税制改革への期待感が広がる中で、ドルは大きく上昇する可能性も。
30年ぶりの大幅な改革への期待感が根強い。 

 ただ、FOMCまではドル買いにも慎重姿勢。
FOMCでの利上げはほぼ確定的。
声明もそれほどトーンが変わらないと思われ
参加メンバーの予想(プロジェクション)で
来年何回の利上げを見込むかなどがポイントに。


 ポンドは離脱条件合意で一息といったところ。
先週末は材料出尽くしで売りが出る場面が見られたが、
基本的にはポンド買い材料。

 メイ首相が直接の交渉でまとめた格好で、
一時強まった退陣要求が一服するとの期待もポンドを支えそう。
もっとも、次の通商交渉がかなり難航する見込みで、
一気のポンド買いも難しい。
当面は不安定な展開が続くか。


【本日の戦略】押し目買い

 突っ込んだ売り買いはFOMCを前に避けたい
113円に近いところでの買いを意識したいところ。
112円75銭近辺を割り込むといったんストップ。
FOMC越えポジションは114円台半ばがターゲット。
欧州通貨は少し様子見。
FOMC後の流れを見極めたい。
 
 デイトレも買いからで113円台での回転を基本に。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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