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次期FRB議長にテイラー教授有力報道でドル買い

※忙しい人のサマリー
次期FRB議長にテイラー教授有力報道でドル買い

それまではドルは重い展開、北朝鮮リスクなど材料に

カタルーニャ情勢懸念は3日間の結論先送りで一服
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【東京市場】政治リスク警戒が重石

 週明け16日の東京市場は一時112円台を回復も、大台を維持出来ず111円台後半を中心とした展開に。
 先週末米消費者物価指数(CPI)が予想を下回る弱い結果となったことを嫌気したドル売りが広がり、ドル円は111円台後半へ下落して週の取引を終えた。
 週明けは北朝鮮が本日から始まった米韓合同軍事演習を前に、米国を焦土になどの発言を行ったこともあり、警戒感から円高が進む場面も見られたが、参加者が増えるにつれて値を戻し、日経平均が100円を超える上昇を見せるなど、株高の動きが広がったこともあって、112円台を回復する動きに。
 もっとも、午後に入ると再び頭の重さが印象的に。北朝鮮への警戒感に加え、カタルーニャ情勢などへの警戒感などが、リスク懸念の円高を誘った形に。

【ロンドン市場】スペイン情勢懸念でユーロ売り先行も、一服

 日本時間午後5時がカタルーニャ自治州に対してスペイン政府が求めた
独立宣言への姿勢の明確化期限ということで神経質に当初はユーロ売り。
ユーロドルは1.18台から1.1781近辺に値を落とした。

 カタルーニャ自治州首相はこれまでの態度を変化させなかったが
スペイン副首相が19日までの期限延長を表明し、一服。

 ドル円は一時112円を付けたが
すぐに111円台後半に戻してもみ合いに。

【NY市場】次期FRB議長にテイラー氏有力報道でドル買い

 午後に入って一気にドル買いが強まり、112円台に乗せる展開となった。
次期FRB議長に関して、スタンフォード大学のテイラー教授が有力との報道が広がり、
ドル買いが強まっている。
テイラー教授は中央銀行が政策金利を決定する際のルールであるテイラー・ルールの提唱で知られている。
短期金利の捜査で景気をコントロールする教授の主張が
今後の利上げにつながるとの思惑を誘ったとみられる。
 
 カタルーニャ問題の先送りなどで短期的に買い戻しが出やすかった面もあり
上昇後もドル円は112円台でしっかり。

【本日の見通し】堅調地合いに期待

 テイラー教授が次期FRB議長に有力との報道がドルを押し上げた。
学者筋からは選ばれないのではとの思惑が広がっていたが
学者筋から選ばれるのであればテイラー教授とのうわさは以前からあった。
現在の世界各国の中央銀行がとる金融政策の基となるテイラールールの提唱で知られる同教授は
世界金融危機の原因について、FRBの角が低金利政策があったと批判しており
議長に就任した場合、段階的な利上げを実施していくと期待されることから
ドル買いにつながった格好。

 FRB議長問題は決定までまだ時間があると思われるが
市場でかなり神経質に取り扱われる材料であり、
その中で最もドル高に振れそうなテイラー教授が有力になった意味は大きい。
ドルはしっかりの展開が期待される。
 
【本日の戦略】押し目買い

 日替わりの中で基本は押し目買いか
北朝鮮リスクが大きいが、今の中朝関係の中で明日からの党大会前のミサイル実験は
両国関係を決定的に悪化させる可能性があり、避けてくるのではとの見方が大きい。

 ドル円は112円から111円台後半にかけての買い下がりを意識。
デイトレはもう少し早く112円台前半での取引を中心に意識したい。
 111円台半ば割れではしっかりとストップ。
北朝鮮リスクが残る中で持ちすぎないようにしたい。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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