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米CPI弱く、ドル売り強まる

※忙しい人のサマリー
米CPI弱く、ドル売り強まる

北朝鮮リスクなど警戒し、その前から重い

ポンドは神経質な展開続く。ブレグジッドがらみで警戒感
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【東京市場】ドル売りが優勢

 ドル円は一時112円02銭を付ける動きとなった。
 前日の海外市場で112円台半ばからが重くなったこともあり、朝からやや頭の重い展開が続き、112円20銭台での取引が中心となった。11時過ぎに、ユーロドルが1.1850超えまでユーロ高ドル安を試したこともあり、ドル円でもドル安が進行し、ドル円は112円02銭まで。ボスティック・アトランタ連銀総裁が12月のFOMCに関して「利上げするかどうかはわからない」と発言したことなども、ドル売りを誘う要因となった。
 
 もっとも大台を維持して少し買戻しが入ると、日経平均の後場に入っての一段高などを材料に、11時過ぎの下げ分をいったん解消するなど、買戻しが優勢に。今晩の米消費者物価指数の発表などを前に、突っ込んだ売りに対する警戒感も出ていた。

 とはいえ、週末を前にしたポジション調整の動きもあって戻りは鈍い。昨年10月15日に北朝鮮はミサイル実験を行っており、今年も来週の中国共産党党大会を前に示威行為を行うのではとの思惑も、ドル売りを誘っている。

【ロンドン市場】111円台に

  東京市場の流れが継続し111円80銭台まで値を落としたものの、
その後112円台に値を戻した。
 注目される米消費者物価指数の発表を控えて突っ込んだ動きに警戒感が出ていた。

 ポンドは相変わらずの神経質な動きに。
朝方は買い戻しが優勢も、対ドルで1.33台前半から1.3250近辺まで一気に急落する動き。
ポンド円も149円台から148円台半ばまでの動きに。
 
 ユーロ円はいったん値を落とすも買い戻し。
ドル円の流れに準拠。
ECB理事会でのテーパリング期待も支えに。

【NY市場】CPIが予想を下回る

 注目された米消費者物価指数(CPI)は予想を下回る弱めのものに。
コア前年比は予想外に横ばいにとどまる結果で
発表後ドル売りが広がる展開となった。

 12月の利上げを否定するほどではないが期待はやや後退しており
ドル売りにつながる結果に。

 ドル円は111円70銭近辺まで値を落とし、
その後少し戻したが111円台で週の取引を終えた。

 ユーロドルなども上昇したが、
スペインのラホイ首相がカタルーニャ自治州に対して
週明け16日までに独立宣言をしたのかどうかを明確にするように要求し
要求した場合強硬措置をとると発言したことなどが重石に。

【本日の見通し】ドル安円高意識も、値幅は限定的か

 111円台に値を落として前週の取引を終えており
やや頭の重さが意識される展開に。
 前週の米消費者物価指数は弱かったものの、
年内の利上げ期待は依然として大勢であり
基調はドル買いで変化がないが
北朝鮮リスク、カタルーニャリスクなども考慮すると
ドル円、クロス円は重くなる可能性が高い。

 今日からの米韓軍事演習、今週の中国共産党党大会を受けて
北朝鮮の示威行動のリスクが強まっており、
ドル買いに慎重姿勢が広がる可能性も。

【本日の戦略】レンジ取引を意識

 レンジ取引を意識し、基本的に無理は禁物
リスク警戒で突っ込んだ買いを避けたいところで
下がったところでの押し目買いを意識。
111円台半ば手前あたりを買いに回りたいところ。
但し、政治リスクの影響が読みにくく、
無理は禁物。ストップを早めに。少なくとも111円割れでは止めたい。

 デイトレは売りからも、112円台での重さを確認しての動き。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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