FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

ドルは振幅、次期FRB議長関連報道などが支え

※忙しい人のサマリー
ドルは振幅、次期FRB議長関連報道などが支え

タカ派のウォーシュ理事などがトランプ大統領と面談との報道

米PCEデフレータは弱く、物価低迷続く

-+---+--+---+---+---+---+---+---+--+--

【東京市場】ドル高基調

 ドル円は112円60銭台まで上昇する動きを見せた。
昨日の東京市場で、水曜日のNY市場に続いて113円台を付けたドル円は、113円超えでの動きが鈍かったこともあり、
利益確定の動きが優勢となり、NY市場夕方には112円20銭台まで値を落として東京朝を迎えた。

 東京市場では一転して堅調な動きも、値幅は比較的落ち着いており、じりじりとした上昇に。

 昨日の調整も、今日の買い戻しも目立った材料はなく、ポジション調整などが主体の動き。基調は米利上げ期待や税制改革からの米経済成長期待からのドル買いという流れに。

 昨日の海外市場で1.18台を一時付けたユーロドルが1.17台後半で頭を抑えられるなど、ドルは基本的に堅調。

【ロンドン市場】ドル買い一服

 米債利回りが低下し、ドル買いが一服。ドル円は112円台前半へ落とされる場面が見られた。

 欧州通貨はユーロ買いポンド売り。
英GDPの下方修正などがポンド売りを誘い、
一方で独雇用統計の好結果がユーロ買いに。
ユーロドルは1.18台を回復し、東京市場でのドル全面高傾向の一服を誘った。

【NY市場】指標と次期FRB議長報道で振り回される

 注目されたPCEデフレータは、総合、コアともに予想を下回り
ドル売りを誘う結果となった。
 CPIの好結果から期待感があったものの、
インフレターゲットの対象であるPCEの弱さが
12月の利上げ期待を少し後退さえ
ドル円は112円20銭台に下落。

 その後、トランプ大統領とムニューシン財務長官が
ウォーシュ元FRB理事と会談したとの報道が流れ
 一気にドル買いに。
元理事は利上げに前向きな姿勢を示しており
次期FRB議長に就任した場合、タカ派的な姿勢が期待される。
ドル円は112円台後半まで上昇し、その後112円台半ばに。

【本日の見通し】基調はしっかり

 ドル買いの流れが期待されるところ。
先週末のPCEデフレータの弱さでも
ドル円は112円台を維持しているように
ドル買いに流れはかなりしっかりという印象。
タカ派のウォーシュ氏が次期FRB議長候補に前進したことも
ドルにとってはかなりポジティブ。

 なお、FRB議長人事はフィリバスター(議事妨害)が効かない為
過半数を占める上院共和党が承認すれば、決定する(人事承認権は上院のみ)

 ドル円は113円を意識する展開が期待されるところ。

 株価次第の面があるが、クロス円も基本的にしっかりの期待。
ユーロが下げ渋りを見せている分、ユーロ円は買いやすい面も。
ユーロに関してはユーロポンドやユーロクローナでの買いも目立ち
堅調地合いが意識される。

【本日の戦略】押し目買い

 ドル円はかなりしっかり。
PCEの弱さは12月の利上げ期待につながるだけに
重要な材料となったが、それでも下げは限定的で、
堅調地合いを意識される展開に。

 ユーロは基本しっかりも、週末のカタルーニュの独立をめぐる住民投票で
予想通りとはいえ独立賛成派が圧倒的多数となった状況を
どこまで見込んでいくのかがポイントに。
ユーロドルでのユーロ売りドル買いが強まると
ドル全面高に拍車がかかる可能性も。
※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ

URL変更のお知らせ

KlugFXのURLはhttp://klug-fx.jpへ変更となります。お気に入りやブックマークなどに登録されているご利用者さまは、お手数ですが下記の新URLへの変更をお願いいたします。

http://klug-fx.jp