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ドル高ポンド高NZドル高円安

※忙しい人のサマリー
ドル高ポンド高NZドル高円安

リスク警戒感後退、ポンドはCPIが高結果

NZドルは世論調査で与党が優勢広げ安心感強まる

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【東京市場】主要通貨は小動き

 東京市場でドル円は109円台前半を中心としたレンジ取引に終始した。
 前日の海外市場で週末の北朝鮮リスク後退などをきっかけにドル買い円売りが優勢となり、ドル円は109円台まで上昇。109円台半ばからの売りに頭を抑えられたものの、109円台前半で朝を迎えた。
 東京朝に再び上値をトライし109円台半ばを超えたものの、109円台後半での売り意欲は健在で、すぐに少し値を戻して、その後はもみ合いに。
 ユーロドルが1.1950近辺でのもみ合いとなるなど、主要通貨は軒並みの小動き。
 豪ドルはNAB企業信頼感の弱さからいったん売りが出たものの0.80割れからすぐに値を戻すと、午後に入って利益確定の豪ドル買いが強まり、ややしっかりに。
 日経平均が二日続けての上昇を見せる中で、リスク選好の動きが強まった。

【ロンドン市場】ドル高円安、ポンドはCPI好結果で上昇

 ドル円が109円台後半を付けるなど、ドル高円安基調が継続している。昨日のNY市場、今日の東京市場と109円台半ばからの売りに上値進行が阻まれていたが、ポンド円でのポンド買い円売りの動きなどに上値をこなす格好に。リスク選好の動きからの円安基調が継続して、高値を付けた後の押し目がほとんどなく、109円20銭近辺が固くなる展開に、ポジション調整の動きが強まった面も。

 ポンド円は、ポンド高と円安の両面から買いが強まった。17時半に発表された英国の物価統計は総じて堅調。特にインフレターゲットの対象として注目度の高い消費者物価指数(CPI)前年比は、+2.9%と予想の2.8%を上回り、直近で最も高い5月分と同水準に。英国のインフレターゲットは同2.0%、許容範囲は上下1.0%で、許容上限である3.0%には届いていないが、今後の上限超えが意識される結果となった。今週の英中銀金融政策会合(MPC)での利上げは難しいとみられるが、年内の利上げ期待を押し上げる結果に、ポンドは急騰を見せた。

 ポンドドルは1.32ちょうど近辺から1.3280近辺へ上昇し、高値圏もみ合い。円安の動きにも支えられたポンド円は144円台後半から145円90銭近辺まで一時上昇し、その後も145円台後半での推移。8月3日以来の146台も視野に入る展開となっている。

 そのた目立ったのはNZドルの急騰。23日の総選挙に向けた世論調査で、与党国民党が野党労働党とのリードを広げ、優位に選挙戦を進めていることが、NZドル買いにつながった。8月に党首が後退した労働党は、新党首への期待感ら一時与党を上回る勢いを見せていたが、ここにきて支持率がやや鈍化している。NZドルは対米ドルで0.7220近辺から0.7270近辺へ急騰し、わずかなもみ合いを経て、0.7320近辺まで上げ幅を広げた。対円では79円近辺から79円台半ばへ急騰して、もみ合いからすぐに80円トライ。円安の動きにも支えられて80円20銭台までの大幅高となっている。

【NY市場】ドル高円安加速

 ドル高円安の流れが強まった。
リスク警戒の動きが後退したことがドル買いを誘った。
北朝鮮リスクの後退、ハリケーンイルマの勢力減退などが
ドル買いにつながる格好に。

 ドル円はストップを巻き込んで上昇し
上がった後ももみ合いが続く展開が見られる。

 リスク警戒後退で、ドル買い基調に。

 北朝鮮側は国連安保理の決議に反発姿勢を示しているが
中国やロシアに配慮した制裁内容に変化したうえで、両国が賛成に回ったこともあり、
実際の行動に出てくるという見方は強くない。

【本日の見通し】ドル高基調継続へ

 ドル買いの流れが強まっている。
北朝鮮やハリケーンのリスクが後退したことで
従来の米経済への期待感がなどがドルを押し上げる格好に。
本来最大の懸念材料であった債務上限問題も
暫定合意とは言え、短期的には問題にならなくなっており
ドル買いが進む可能性が高い展開。

 110円台前半では売りも出てきているが、
110円台をしっかり維持してくるとさらなる上値トライの可能性が高い。
111円手前の売りを試す期待も。

 ポンドは明日の英中銀金融政策会合で利上げ派が増える可能性がある
流石に明日の会合でいきなりの利上げは難しいとみるが
次のスーパーサーズデーである11月の会合での利上げを見込んで
買いが強まる期待も。
ポンド円がさらに上を目指すと、ドル円も上昇。

【本日の戦略】押し目買い

 押し目はしっかりと買いたい。
110円台に入っても売りが並んでおり、
基調は上方向も振幅が期待される展開だけに
突っ込んだ買いよりも、少し待っての買いを狙いたいところ。
押し目待ちに押し目無しが気になるところで
少し早めに買っての買い下がりも。

 デイトレは基本的に柔軟に行きたいところだが
基調はこちらも買いから。
20-30銭の狙いがワークしそうな印象。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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