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ダドリー発言受けてドル売り広がる

※忙しい人のサマリー
ダドリー発言受けてドル売り広がる

公正な貿易に関する大統領令で円買いも

クロス円軒並み売られ、ユーロ円119円割り込む

【東京市場】仲値ドル買いも続かず

 朝方は年度末ということもあり仲値にかけてドル買いが目立つ展開となり、ドル円は112円台を回復。

 もっとも、仲値後はドル売り円買いの動きが優勢に。

 米債利回りが低下気味でドルの頭を押さえる格好に。

 ユーロなどもしっかりで、ドルは全面安傾向。

【ロンドン市場】ドル円112円台回復も

 ドル円が112円台を回復するなどドル買いの動き。

 朝方は東京午後の流れが継続し、ドル売りが優勢に。ドル円は111円75銭近辺まで値を落とした。

 しかし、ドル売りの材料となった米債利回りが低下が一服すると買戻しが見られ、ドル円は112円台を回復。

 ユーロの消費者物価指数概算値速報の弱さなどもユーロドルでのユーロ売りドル買いを誘った。

【NY市場】ダドリーNY連銀総裁発言受けてドル売り進行

 朝方はPCEコアデフレータが予想を上回ったことなどからドル買いが優勢。PCEデフレータも予想通り強めで、物価上昇期待が広がった。

 しかし、ダドリーNY連銀総裁の発言で一転してドル売りに。総裁は利上げに関して、今年はこの後に買いの利上げが妥当と発言。この発言自体は年3回という市場のコンセンサスに沿うものであるが、先日のGDP、今日のPCEと強めの米指標に年4回以上の利上げを期待する一部の思惑に冷や水を浴びせ、ドル売りが強まった。
 
 また、総裁は利上げについて緊急性は低いとして、急がない姿勢を強調し、こちらも大きなドル売り材料に。

 米債利回りの低下も顕著となり、ドル円は111円台前半へ値を落とした。

 ユーロドルが1.07台に乗せるなど、当初はドル全面安であったが、その後欧州通貨などが売られたことで、ドル安よりも円高に。

 トランプ大統領が来週の習近平中国国家主席との米中首脳会合を前に、公正な貿易に関する大統領令に署名。対日赤字への警戒感も強まる中で円買いが強まった。

 ユーロ円が直近のサポートである119円を割り込んで売りが加速。ユーロは対円での売りに、対ドルでも15日以来の安値圏まで売りが進んだ
 

【本日の見通し】日替わりの展開もドル買いへ期待

 先週は株・為替とも方向感が生じず、日替わりの展開に。
 
 ポイントとなるのが、今年のFOMCでの利上げ回数の見通しとトランプ政権動向という状況に変化はない。

 ドル円に関しては110円台での買い意欲が期待されている。年3回の利上げという見通し自体はまだ強く、上値で買いが入る流れにはなっていないが、110円台がしっかりしてくると、上方向への期待感。

 ただ、今週は米中首脳会合が予定されており、通商問題に神経質になる可能性。対中国へのけん制が目立つが、市場の反応としては円買いも同時に入る傾向があるだけに、注意が必要。

 上方向を期待しながらも、リスクを警戒という流れ。

 ユーロは頭の重さが意識される。先週金曜日のCPIの弱さは
金融緩和長期化を意識させており、ブレグジット懸念と合わせ欧州通貨安の流れに。対ドルでのユーロ売りが広がるようだと、ドルは全面高も。


【本日の戦略】レンジの中でのポジション作成

 無理は禁物の展開。

 ドル円は111円台を中心にした動き。

 期待感は上方向で、下がったところでは買いを入れたい。

 もっとも、110円台半ばから下を付けに行くようだと、いったん大きく崩れる可能性も。ストップを忘れずに。

 デイトレも買いからとみている。回転を意識していきたい。

※山岡和雅個人の見解です
為替や、その他いかなる商品について売買を推奨するものではございません

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

山岡和雅(やまおか・かずまさ)

1992年チェースマンハッタン銀行入行
1994年ロイヤルバンクオブスコットランド銀行
(旧ナショナルウェストミンスター銀行)移籍
10年以上インターバンクディーラーとして活躍した後にGCIグループに参画。
2016年3月より株式会社みんかぶマガジン社・FX情報配信部門 部長兼 編集長
(社)日本証券アナリスト協会検定会員
主な著書として「外為投資ネットでらくらく儲かる方法」(すばる舎)
はじめての人のFX(外国為替証拠金取引)基礎知識&儲けのルール」(すばる舎)がある

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