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【これからの見通し】足元でドル買いが優勢だが、来週に向けての持続性はどうか

配信日時
2018年11月9日(金)15:45:00
掲載日時
2018年11月9日(金)15:55:00

【これからの見通し】足元でドル買いが優勢だが、来週に向けての持続性はどうか

 今週はドル相場が下落から上昇へと転換している。米中間選挙や米FOMCを通過して、足元ではドル買いの動きが優勢。米中間選挙でのネジレ議会は市場の想定から大きく外れない結果だった。米FOMCでは漸進的な利上げとの従来からの文言が維持された。ただ、きょうは週末を控えて調整が入りやすい状況となり、来週に向けたドル高相場の持続性が試されることとなろう。

 きょうは米国で10月生産者物価指数が発表される。インフレ動向が市場での利上げ観測に影響を与えそうだ。予想は前月比+0.2%、前年比+2.5%となっており、前年比の伸びが前回の+2.6%から若干鈍る予想。前月比は前回と同水準が想定されている。また、米FOMC会合を終えて、米金融当局者らの発言機会が増えてきている。きょうは、ウィリアムズNY連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁が労働市場をテーマとしたイベントに参加する。クオールズFRB副議長はストレステスト関連の講演が予定されている。ウィリアムズNY連銀総裁は、パウエル議長に次いで市場への影響度が高いポストについており、その言動が注目されよう。

 このあとの欧州・ロンドン市場では、引き続き英EU離脱関連や、イタリア予算関連の話題が出てきそうだ。英EU離脱交渉については、EU首脳会議に向けて、一段の前進が期待されている。週末には英首相が閣議を招集するとの報道があった。まずは、英閣内の意見統一が急がれるとことだ。ただ、合意なき離脱のときにはEUはアイリッシュ海に境界線を設定するとの案が一部で報じられており、これは問題の種となりそうだ。EU離脱関連の報道は好悪錯綜しており、ポンド相場は神経質に振れそうだ。

 イタリア予算関連では、昨日のEU経済成長見通しでイタリア成長見通しが引き下げられた。イタリア政府見通しからは大きくかけ離れている。イタリア政府は予算案を改定するつもりはないと再度表明している。こちらも問題解決には程遠い。結果として、ポンドやユーロが売られやすく、ドル買い圧力が浮上する面もありそうだ。
 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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