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ユーロ買い先行、イタリア市場の回復で=ロンドン為替概況

配信日時
2018年10月22日(月)20:15:00
掲載日時
2018年10月22日(月)20:25:00

 22日のロンドン市場は、ユーロ買いが先行した。先週末には格付け会社ムーディーズがイタリアの格下げを発表した。しかし、一段階の格下げにとどまり、見通しは安定的としていた。市場ではジャンク級へと転落が遠のいたことが好感されたようだ。週明けのイタリア債は大きく買われており、欧州株式市場も全般に堅調、イタリアMIB指数の上げ幅が大きく、主にイタリア銀行株がけん引している。イタリア市場の回復でユーロ買いの動きが広がった。ただ、ユーロドルは序盤の上げを消しており、ポンドドルが下値を広げるなど次第にドル買いが広がっている。ドル円は東京午後の上昇の流れが継続しており、112円台後半へと高値を伸ばしている。

 ドル円は112円台後半での取引。東京市場で112.35レベルまで下押しされたあとは、中国株の上昇とともに買いに転じた。午後には112円台後半でじり高の動きとなった。ロンドン序盤には直近高値水準の112.70台を上抜けて、高値を112.88レベルまで伸ばした。その後も高止まりして、113円台をうかがっている。

 ユーロドルは1.15ちょうど近辺での取引。イタリア債やイタリア株の上昇とともに、序盤には高値を1.1550レベルまで更新。しかし、その後は欧州株の伸びが鈍化し、イタリア債の買いも一服、1.15ちょうど近辺へと反落している。ユーロ円は129円台後半から一時130.20レベルまで上伸。その後は129.80近辺へと反落しているが、東京市場よりはユーロ高水準を維持している。対ポンドでは堅調。トリア伊財務相は、GDP成長の加速で財政赤字比率を低下させてゆく、財政赤字目標に達しないときは行動を起こす、とした。コンテ伊首相は、2019年財政赤字目標2.4%は上限、より低い可能性も、と述べた。一方、独連銀は、独成長は第3四半期に失速する見込み、としており、ユーロの上値を抑えた面も。

 ポンドドルは1.30台前半での取引。序盤にはユーロドルとともに1.3090レベルまで高値を伸ばした。しかし、その後は上値が重くなり1.3021レベルまで反落、本日の安値を更新した。ポンド円も買いが先行して、高値を147.59近辺に更新。しかし、その後は147円を割り込む場面があり、上に往って来いとなった。ユーロポンドは0.8810近辺から0.8830台へと上昇している。ポンド関連では特段の材料はでていないが、このあとメイ英首相が議会演説を行う予定となっており、EU離脱に際して政府や議会に対して結束を求める見込み。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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