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ドル円は一時111円台に下落 中国とイタリアへの懸念でリスク回避=NY為替概況

配信日時
2018年10月19日(金)06:00:00
掲載日時
2018年10月19日(金)06:10:00

 きょうのNY為替市場でドル円は戻り売りが強まり一時111円台に下落する場面も見られた。米株式市場が大幅安となり再びリスク回避の雰囲気が強まっている。ダウ平均の下げ幅は一時470ドルを超えた。中国とイタリアがドル円を圧迫した模様。中国は米中貿易問題への懸念から株式の下げが止まらず、きょうの上海総合指数は2500ポイントを割り込んでいる。2014年11月以来の水準まで下落しており、大暴落した2015年の安値水準を既に下回っている。

 一方、イタリアの方は、EUがイタリア予算案を受け入れを拒否する姿勢を示しており、きょうのイタリア債は大きく下落している。ECBのドラギ総裁は同国は世界経済のリスクの一つと指摘しており、ここにきて急速に懸念を高めているようだ。

 目先は今週の安値111.65円が下値サポートとして意識される。

 ユーロも売りが強まりユーロドルは1.14ドル台、ユーロ円は128円台に下落。欧州委員会がイタリアの予算案に対して回答しており、「予算案は逸脱したもので前例がない」と受け入れを拒否した。これに対してイタリアのコンテ首相は土曜日に閣議を開くと記者団に述べている。目先は今月の安値が1.1430ドル近辺にあり下値サポートとして意識される。

 ポンドも売りが強まり、ポンドドルは1.30ドル台前半まで下げ幅を拡大した。ロンドン時間には1.3130ドル近辺まで上昇し21日線を上回っていたものの、NY時間にかけて押し戻されている格好。ポンド円も146円台前半まで下落しており、200日線を下放れする動きが見られている。

 きのうからEU首脳会議が行われているが、EU離脱協議に関しては合意できずにいる。市場では期待感も高まっていただけにポンドには失望売りも出ているようだ。アイルランド国境のバックストップ案が歩み寄れない模様。それに代わって離脱後の移行期間延長の検討に入りそうだ。2019年3月30日の離脱から2020年末までとしている移行期間を延長することで、双方が歩み寄れる時間を捻出する。この期間中は英国はEUの単一市場と関税同盟のルールに従う。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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