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【これからの見通し】リスク動向は安定せず、為替相場も方向性交錯

配信日時
2018年10月17日(水)15:45:00
掲載日時
2018年10月17日(水)15:55:00

【これからの見通し】リスク動向は安定せず、為替相場も方向性交錯

 昨日の海外市場では、欧州株や米国株が堅調に推移した。リスク動向を示す一指標であるVIX指数は節目の20を大きく下回り17台へと低下した。ドル円は一時112円台半ばを試す動きを示していた。しかし、きょうの東京市場ではクロス円の下げとともに円高の動きが優勢になっている。上海株が大幅高で取引を開始したものの、売りに転換する場面があった。米財務省の為替報告書がなかなか公表されないことが不透明感を広げている面が指摘されている。

 また、昨日は英EU離脱関連の話題が豊富で、ポンドは買いが優勢だった。きょうあすのEU首脳会議が焦点となっており、EU側がこれまでよりも柔軟な姿勢で会議に臨みそうなことが安心感を広げている。まずは、今日の夕食会の前にメイ英首相とEU首脳の会談が行われる予定。一部報道によると、今回のEU首脳会議でEU離脱の合意に向けた話し合いが進展した場合、合意の最終期限としてこれまでの11月から12月の臨時EU首脳会議を先延ばしする可能性がある。アイルランド問題の明確な解決策が見いだせるかどうか、依然として不透明だが、玉虫色の解決策で合意に向けたムードが醸成される可能性はありそうだ。とりあえず合意した昨年12月が想起されよう。ポンド相場は期待先行で買われており、イベントが一段落したあとの値動きが焦点に。

 ポンド関連ではきょうは、英消費者物価指数など一連の物価指標が発表される。9月消費者物価指数の前年比は+2.6%、前月比は+0.3%が予想されており、前回8月からは伸びが鈍化する見込み。カンリフ英中銀副総裁が議会証言を行う。さらに、ブロードベント英中銀副総裁がワシントンで講演を行う。

 きょうはユーロ圏でも9月消費者物価指数・確報値が発表される。前年比が+2.0%から+2.1%に上方改定される見込み。9月データ初出となる前月比は8月の+0.2%から9月は+0.5%に伸びが加速する見込み。英消費者物価指数との結果が対照的になるとユーロ対ポンド相場の値動きが期待されよう。

 米国では、株式動向が注目されるなかで、きょうはアルコアなどの米企業決算が発表される。経済指標は、米住宅着工件数(9月)、米住宅建設許可件数(9月)などの住宅指標が発表される。ブレイナードFRB理事の講演が予定されており、その後にFOMC議事録 (9月25、26日開催分)が公表される。  

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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