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【これからの見通し】世界同時株安でリスク回避ムード広がる、円高に警戒

配信日時
2018年10月11日(木)15:45:00
掲載日時
2018年10月11日(木)15:55:00

【これからの見通し】世界同時株安でリスク回避ムード広がる、円高に警戒

 昨日の米株の大幅安に続き、今日の東京市場では日経平均が一時1000円超安、アジア市場では上海総合指数が2600ポイント割れとなる場面があった。世界同時株安の様相を呈している。昨日は米生産者物価指数の発表後に米債利回りが一段と上昇する場面があったが、米株の急落を受けてさすがに利回りも反落している。市場は全面的にリスク回避モードに入っている。

 為替市場ではドル円が一時112円割れ。クロス円も総じて下落。一方、ユーロドルなどドルストレートではドル安傾向がみられている。米債利回りの低下にドル相場は引っ張られている。ユーロ円やポンド円など欧州通貨ではクロス円の方向性が錯綜している。一方、リスク動向に敏感な資源国通貨や新興国通貨ではクロス円の下げがきつめとなりやすい。豪ドル円はユーロ円と比較すると、戻りが限定的になっている。

 かなり相場状況が混乱しているなかで、米中貿易戦争とそれにともなう人民元安をめぐる議論、欧州ではイタリア予算のEU承認問題、英EU離脱交渉は週明けに合意への糸口が示されるのか、ドイツでは成長見通しが引き下げられるなかで、州議会選挙での与党の基盤はどうか、などなど政治面での不安材料が来週にかけて覆いかぶさっている。株式動向とともに、政治関連の報道にも神経をとがらせる状況が続きそうだ。

 きょうは米新規失業保険申請件数(6日までの週)、米消費者物価指数(9月)、米週間石油在庫統計、米30年債入札(150億ドル)、ジョージ・カンザスシティ連銀総裁の講演など米国関連のイベント予定が多い。また、G20財務相・中央銀行総裁会議が12日まで開催される。昨日は米生産者物価指数が前月比ではプラスに持ち直したが、前年比の伸びは鈍化した。きょうの消費者物価指数でも前月比は前回並みの伸びの予想だが、前年比の伸びは鈍化する見込み。米債の反応をチェックしたいところだ。

 ハリケーン「マイケル」ではないが、相場も嵐が過ぎるまでは忍耐に。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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