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株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド
【これからの見通し】ドル円は113円台に向けた動き、日米通商協議を消化できるか
米債利回りの上昇とともにドル円は少しずつ水準を上げるパターンが続いている。足元では112円台後半で、113円台乗せをうかがう水準となっている。ただ、株高などリスク選好の動きで、クロス円サイドからの円安圧力がともなわないようだと113円台乗せは一時的にとどまる可能性があろう。
ポイントとしては、米中貿易戦争のインパクトが短期的にとどまるといった楽観ムードが広がってくるのかどうか。また、今日から始まる日米通商協議では米国側が2国間協定への圧力を強めてくるとみられている。日本側がこれをうまくかわすことができるかどうか。自動車関税を回避できるかどうか。米国の対外貿易赤字は中国が圧倒的だが、それに次いでメキシコ、日本が主要相手国となっている。中間選挙に向けた強い米国のアピールとして日本製品がやり玉にあげられなければよいのだが。国連総会でのトランプ米大統領演説はどうか。
米国では、S&Pケースシラー住宅価格指数(7月)、FHFA住宅価格指数(7月)、コンファレンスボード消費者信頼感指数(9月)などの経済指標が発表される。米2年変動利付債入札(170億ドル)と米5年債入札(380億ドル)が実施される。企業決算発表は米株式市場の取引終了後にナイキが予定されている。
このあとのロンドン・欧州市場では、目立った経済指標の発表は予定されていない。イタリア予算や英労働党のEU離脱に関する動向について報じられる可能性があろう。昨日はドラギECB総裁の強めのインフレ見通しがユーロ買いにつながる場面があった。きょうは、クーレ理事とプラート理事の講演が予定されている。英国ではブリハ英中銀委員の講演が予定されている。
minkabu PRESS編集部 松木秀明