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ドラギ会見でドル売り優勢もドル円は112円台をうかがう動き=NY為替前半

配信日時
2018年9月14日(金)02:50:00
掲載日時
2018年9月14日(金)03:00:00

 きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となっているものの、ドル円は買いが強まっており、一時112円台をうかがう展開も見られている。朝方発表の米消費者物価指数(CPI)が予想を下回ったことや、ドラギECB総裁の理事会後の会見を受けてドル売りが強まり、ドル円も一時的に111.40円近辺に値を落としていた。

 しかし、米株式市場が上昇しており円安の動きがドル円を押し上げている。きょうはトルコ中銀が予想以上の大幅な利上げを発表し、トルコリラが急上昇していることや、米中貿易問題への期待感も高まっており、リスク選好の動きがドル円を押し上げている。ショート勢も一旦ショートカバーを迫られているようだ。

 米中貿易問題やトルコを始めとした新興国の問題は息の長い話で、期待は一時的なものとの慎重な見方は根強いものの、きょうのところは警戒感も一服といったところのようだ。目先は8月1日高値の112.15円付近が上値レジスタンスとして意識される。

 一方、きょうはユーロの上昇が目立っており、ユーロドルは一時1.17ドルちょうど付近、ユーロ円も130.80円近辺まで上昇した。ECB理事会後のドラギ総裁の会見がユーロ買いの材料だが、総裁はユーロ圏の景気拡大は依然として、世界的なリスクに対応できる十分な強さがあるとの認識を示した。また、貿易問題を乗り切れることに自信も示していた。同時に発表になったスタッフ見通しでは成長見通しを若干下方修正したものの、年内の資産購入終了や保有国債を短期から長期にシフトするオペレーション・ツイストも議論しなかったとしており、これまでのスタンスに変更がないことを強調していた。

 ある程度、想定範囲内ではあったものの、トルコ中銀の大幅利上げでトルコ・リラが急上昇していた中、ユーロも買い戻しの反応を強めたものと思われる。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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