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【これからの見通し】トルコ発のリスク回避相場、週末に落ち着きどころ見出せるか

配信日時
2018年8月10日(金)15:45:00
掲載日時
2018年8月10日(金)15:55:00

【これからの見通し】トルコ発のリスク回避相場、週末に落ち着きどころ見出せるか

 きょうの東京市場は波乱の展開となった。きっかけはトルコリラ相場の急落。トルコリラは米国の経済制裁を受けて下落基調をたどっているが、東京昼過ぎに急落し、各主要通貨に対して最安値を更新している。ECBが欧州銀行がヘッジ無しでトルコ関連のエクスポージャーを保有しているリスクを指摘する記事も流れており、ユーロ相場にも売り圧力が波及した。ドル指数は一時96台に乗せており、昨年7月以来のドル高水準となった。

 この後の海外市場では、まずはトルコ発のリスク回避相場で始まりそうだ。ECB報道にあったように欧州の銀行株が売られやすくなっており、株安・ユーロ安・円高の動きに注意したいところ。ロンドン早朝にはドル/トルコリラが一気に6台に乗せており、パニック商状になっている。一方で、パニック一巡後にはトルコ政府や中銀からの対応策が出てくる可能性もあり、目が離せない相場展開になりそうだ。

 その他の材料も豊富。ワシントンでは日米貿易協議の2日目が開催される。日本側は米国のTPP復帰を、米国側は二国間協定をそれぞれ主張しており、交渉は難航している。米国は自動車関税をちらづかせながら米国産牛肉の関税引き下げを要求しているもよう。

 経済指標では、米消費者物価指数(7月)とカナダ雇用統計(7月)が注目される。ロンドン市場では英GDP・速報値(第2四半期)も発表される。米消費者物価指数は前日の生産者物価が予想を下回ったことを受けて伸び鈍化への思惑もでそうだ。ただ、事前の市場予想は前月比+0.2%、前年比+2.9%と前月並みの伸びを確保する見込み。カナダドルにとっては雇用統計が一大イベント。雇用者数の増加が見込まれるなかで、正規雇用とパートタイム雇用の増減にも目を配る必要があろう。英GDP速報値(第2四半期)は前期比+0.4%、前年比+1.3%といずれも伸びが加速する予想。ただ、第1四半期の低調な伸びからの回復といった面からはやや力強さに欠ける面も。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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