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FOMC発表前にドル売り優勢 金利見通しやパウエル会見に注目=NY為替前半

配信日時
2018年6月14日(木)02:02:00
掲載日時
2018年6月14日(木)02:12:00

 きょうのNY為替市場、前半はドル売りが優勢となっており、ドル円は110.40円近辺に伸び悩む展開となっている。東京時間には110.70円近辺まで上昇していた。このあとFOMCの結果発表を控えており、それに絡んだ動きが出ているのかもしれない。

 利上げはほぼ確実視されており、市場も十分織り込んでいる。注目はFOMCメンバーの金利見通し(ドット・プロット)やパウエルFRB議長の会見に集まりそうだ。特に金利見通しで今回を含めてあと3回の利上げ期待が強まるか注目されるところではある。ただ、貿易問題など不透明な要素も抱えていることから、FRBは慎重との見方も少なくはない。

 もし、FRBが慎重姿勢を強調してきても、ドル円が素直に売りの反応になるかは未知数。翌日にECB理事会を控えていることや、株式市場がポジティブな反応を示せば、円安が強まる展開もあり得る。

 いずれにしろ、今回のFOMCを通過して200日線の水準を維持できるようであれば、5月に付けた高値111.40円水準を試す展開も期待され今回の反応は要注目ではある。

 一方、ユーロドルは1.17ドル台後半まで買い戻される展開。前日のNY時間の後半から急速に戻り売りが強まり、ユーロドルは1.18ドルちょうど近辺から1.17ドル台前半まで下落していた。ユーロに関しては明日のECB理事会も要注目ではある。

 今回の理事会では量的緩和(QE)終了が議論されるものと期待されている。しかし、今回は現在の資産購入プログラムが終了する9月以降の具体策までは発表されないとの見方が多い。発表は7月になると見られている。ただ、声明やドラギ総裁の会見で何らかのヒントが示されるか注目しているようだ。

 今回はスタッフ見通しも発表になるが、最近のユーロ安と原油高でインフレ見通しは上方修正される可能性が高い。しかし、第1四半期の減速から回復を示す指標がまだ見当たらない中、成長見通しに関しては未知数。

 9月以降の資産購入については、購入ペースを現在の月間300億ユーロから縮小して12月まで継続し、年内に終了というのがメインシナリオとなっている。

 景気回復で刺激策が必要なくなってきていることもあるが、市中に残存している国債が少なくなって来ているというテクニカル的な問題もあり、年内には終了する必要があると見られている。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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