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上げ一服もドル買いの流れ続く ドル円は110円台を堅持=NY為替前半

配信日時
2018年5月17日(木)02:47:00
掲載日時
2018年5月17日(木)02:57:00

 きょうのNY為替市場、NY時間に入って上げが一服しているもののドル買いの流れは続いている。米国債利回りがきょうも上昇しておりドルをサポート。きょうは下げが一服しているようだが、米インフレや利上げ期待が強まる中、新興国通貨からドルへの資金流入が続いており、ドルを押し上げている模様。

 ドル円は110円台前半で推移。東京からロンドンにかけて利益確定売りも見られ、110円割れを試す場面も見られたものの、NY時間に入って米国債利回りが再び上昇に転じたことから、110円台は維持されている。

 北朝鮮が韓国との協議をキャンセルし、場合によっては米朝首脳会談のキャンセルも示唆したものの、市場は北朝鮮特有の揺さぶりとして特にネガティブな反応は見せていない。

 イランやイスラエル、米中貿易問題などの地政学リスクもあるものの、株式市場は底堅く推移するなど波乱は見られておらず、リスク回避の円買いも出ていない状況。ドル円は3月下旬からのリバウンド相場を謳歌しているようだ。

 ただ、前日高値の110.45円から上にはなお慎重なようだ。突破できれば111円との声も多いようだが、上値では輸出企業などの実需売りが断続的に観測されている状況。

 ユーロドルはNY時間に入って下げ渋る動きも見せ、1.18ドル台に戻している。ロンドン時間から売りが強まり、1.1765ドル付近まで下げ幅を拡大していた。目先は12月安値の1.17ドル台前半も視野に入れそうな気配。

 イタリアで「五つ星運動」と「同盟」のポピュリスト政党による連立政権が誕生しそうな気配で、90%まで合意できているという。経済分野の合意にはユーロ離脱のメカニズムの検証や、2500億ユーロの債務免除をECBに求めることも含まれているとされており、きょうのイタリア国債は下落していた。実現性は懐疑的なものの、それらのニュースもユーロを圧迫していたようだ。

 ユーロドルに対する悲観的な見方も出る中、原油価格の上昇が今後、消費者物価指数(HICP)の全体指数を押し上げることが見込まれ、ECBが反応を示す可能性も指摘されている。市場はまだその辺を織り込んでおらず、近いうちに上昇に転じるのではとの見方も一方で聞かれる。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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