FX外国為替情報のKlug(クルーク)
為替、海外投資でハイリターンを得るためのニュース、レポート、コラムを掲載

米株安でドル円は上値抑えられる 貿易戦争への懸念再燃も=NY為替後半

配信日時
2018年3月14日(水)04:59:00
掲載日時
2018年3月14日(水)05:09:00

 NY時間の終盤になってドル円は106.50円近辺に値を落としている。終盤になって米株式市場が下げ幅を拡大しておりドル円を圧迫している。一部報道でトランプ大統領が、中国に対する大規模な関税と厳しい投資制限を望む考えを閣僚らに伝えた報じられている。ライトハイザーUSTR代表は、年間300億ドル相当の中国からの輸入に賦課する関税案を提示しているが、大統領はそれ以上を望んでいるという。

 きょうのNY為替市場はドル売りが優勢となった。朝方発表になった米消費者物価指数(CPI)が予想通りの内容だったことや、ティラーソン米国務長官の解任が発表され、米国債利回りの下げと伴にドルも下落している。

 今回のCPIや先週の米雇用統計の平均時給を受けて市場は、米利上げペース拡大期待を一服させている。また、ティラーソン米国務長官の後任にはポンペオCIA長官が就任する予定だが、影響は一時的との見方も少なくない。
 
 ドル円は朝方、107円台を回復していたものの106円台半ばに伸び悩んでいる。NY時間の早朝には107.30円近辺まで上昇していたが、米株安からドル円も追随している格好。ドル円は106.65円付近に来ている21日線を回復し反転の狼煙をあげられるか注目の動きも見られていたが、いまのところは上値を抑えられている。

 きょうはドル安・円安の動きも見られる中、クロス円が堅調な動きをしている。ユーロ円も132円台を回復し、一時132.45円付近まで上昇した。きょうの上げで200日線を上抜ける動きが出ており、リバウンド流れを加速させるか注目の展開となている。

 きょうの高値132.45円の水準は、2月初めからの下げのフィボナッチ38.2%戻しにあたる。38.2%戻しは反転相場の第1関門とも言え、突破できるようであれば、半値戻しの133.45円水準まで到達する可能性が高まる。なお、100日線もその付近に来ており、133円台半ばの水準は目先の上値メドとして意識される。

 ユーロドルは買い戻しが強まり1.24ドル台を一時回復。先週はECB理事会直後に1.2445ドル付近まで上昇したが、その後のドラギ総裁の会見などを受け失速していた。その下げを取り戻す動きが見られている。

 きょうもポンドは買い優勢で、対ドル、円で上昇している。特にポンド円は一時149円台に上昇し、200日線を上放れしているほか、21日線も回復している。リバウンドの流れを加速して行くか、明日以降の動きが注目される。

 きょうは英債務管理庁(DMO)が2018年度(4月スタート)の国債発行額を1029億ポンド相当とする計画を明らかにした。財政健全化が進む中で、国債発行額を2008年度以来11年ぶりの低水準に抑える計画。ポンドの追い風となっていた模様。
 
minkabu PRESS編集部 野沢卓美

過去記事カレンダー

2018年1月2月3月4月5月6月7月8月    
2017年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2016年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2015年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2014年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2013年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2012年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2011年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2010年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2009年1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月
2008年 2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月

メールマガジン

山岡和雅が毎日発行!
外国為替ディーラーの心の中

毎日の為替相場を、市場参加者の目を通して判り易く解説。為替ディーラーの本音は?【まぐまぐ殿堂入り】

バックナンバー

朝刊 ニューヨーク為替市場レポート
米国市場の動きを、朝一番に配信!! FX、外国為替、米国株、米国金利など、テレビやWEBサイトでは得られないニューヨーク金融市場情報のほか、アナリストの独自解説も配信します。

バックナンバー

powered byまぐまぐトップページへ