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株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイド

今週のまとめ2日12日から2月16日の週

配信日時
2018年2月17日(土)07:50:00
掲載日時
2018年2月17日(土)08:00:00

 12日からの週は、ドル安が進行した。ドル円は105円台へと下落、1年3ケ月ぶりのドル安・円高水準となった。ユーロドルは1.25台に高値を伸ばし、4年2ケ月ぶりのユーロ高・ドル安水準となった。株式市場は前週の世界同時株安からは回復しており、連日の上昇。米債利回りは米消費者物価指数が予想を上振れしたことを受けて再び上昇している。ただ、いずれもドル高や円安の材料とみられる状況なだけに、市場は今回のドル安について見方が混乱しているようだ。一部には米予算教書での財政支出拡大が今後の米成長への足かせとなることへの警戒感があるとの見方もあったが、相場に短期変動の説明としてはしっくりとこない。VIX指数の上昇は一服してきており、20割れへと低下。ただ、ファンドなど投資家のポジション構成への打撃の影響は残っているとの指摘もあり、市場ではポジション調整圧力もみられているようだ。各市場で上下動が激しい1週間だった。


(12日)
 東京市場は建国記念日の振り替え祝日のため休場。

 ロンドン市場で、ドル円は108円台後半での推移。ドル売り・円買いが先行したが108円台半ばでは支えられた。欧州株の上昇を受けて108円台後半へ買い戻されている。ユーロドルはアジア時間に1.23手前まで買われたが、ロンドン時間には上値が重くなり1.2260近辺まで下押し。ポンドドルは1.38台半ばを挟んだ振幅。いずれも先週末の水準を引き継いでおり、値動きは限定的だった。

 NY市場で、ドル円は108円台半ばで底堅く推移。きょうは米経済指標の発表などもなく全体的には様子見気分が強かった。引き続き株式市場の動向に注目が集まったが、ダウ平均が大幅続伸となっており、ドル円もショートカバーが優勢。ただ、上値にも慎重。ユーロドルは1.23台手前までの上昇。ダウ平均が一時500ドル超大幅に続伸。クロス円を下支え。トランプ大統領が2019会計年度の予算教書を公表。防衛予算の拡大とインフラ計画で2000億ドルの支出を提案した。一部からは財政赤字への懸念も。

(13日)
 東京市場では、午後に株安とともにドル安・円高が進行。前日のNY株上昇を受けて日経平均は午前に300円近く上昇。ドル円は108円台後半での揉み合いが続いた。午後には日経平均がマイナスに転じ、ドル円も108円台半ばを割り込んだ。クロス円も上値が重く、ユーロ円は133円台後半から前半へ下落した。ドル安でユーロドルは底堅くユーロ円の下げを抑制していた。

 ロンドン市場では、ドル円が一時107円台前半まで下落。日経平均の下げに続いて米株先物や欧州株が反落、円買い圧力となった。ドル円は107.43レベルまで下落。クロス円も下押し。あすの米消費者物価指数と小売売上高の発表を控えて米債利回りが低下、ドル売り圧力にもなっていた。ユーロドルは1.23ちょうど近辺から半ばへと上昇。ポンドは英消費者物価指数が高い水準に留まったことで買われた。豪ドルは原油安が重石となった。南アランドはズマ大統領不信任案に関する報道で神経質だった。

 NY市場では、ドル売りが優勢。ドル円は107.40近辺まで下落、ユーロドルは1.2370近辺まで上昇。ただ、ドル安を誘発する直接的な材料は特に見当たらず、様々な要因が重なっている可能性も。米株式市場が次第に落ち着き始めており、先週の急落時のドル買い反応の巻き返しとの見方があった。また、トランプ大統領の予算教書を受けて財政赤字が膨らむことが懸念されており、ドル売りにつながった面も。ポンド円は149円台半ばでの推移。英消費者物価指数は高水準だったが、市場での5月利上げ確率の上昇は限定的。英EU離脱交渉への不透明感も指摘された。

(14日)
 東京市場は、ドル円が株をにらんで振幅。序盤は前日の米株高を受けて日経平均が上昇するとドル円は107.90近辺まで買われた。しかし、一転して日経平均が下げに転じる。下げ幅は400円超に。ドル円は107円割れから106.80台まで1円超の大幅下落となった。ユーロドルはドル安圧力を受けて1.23台半ばから後半へと買われた。

 ロンドン市場では、ドル買いが優勢。米株先物や欧州株が堅調に推移しており、米債利回りが上昇。ドル円は東京市場で106.80台まで下落したが、その後は反発。ロンドン序盤には107.50付近まで買い戻された。ユーロドルは1.2350割れへと反落。ユーロ円は円売り優勢で始まったが133円台には乗せ切れず、132円台半ばへと再び下げた。米消費者物価と小売売上高の発表を控えて方向性に欠ける取引となった。ポンドは売り優勢。ジョンソン英外相がEU離脱に向けて結束を訴える演説をしており、市場の不透明感も。

 NY市場は、ドル売りが強まった。米消費者物価指数は予想を上回る結果となり、当初はドル買いの反応がみられた。インフレ警戒を後押しする内容だった。しかし、米株式市場は寄り付きこそ売りが先行したものの、一巡後は急速に下げ渋りプラスに転じた。米債利回りも上昇。しかし、為替市場ではドル売りに傾いた。ドル円はストップを巻き込んで106.70近辺まで一段安。ユーロドルは1.24台乗せから1.2465近辺まで上昇。ポンドドルは一時1.40台を回復。

(15日)
 東京市場で、ドル円は一段安。朝方の取引で106.50割れまで下押しされたあとは、日経平均の上昇を受けて107円手前まで反発。その後は再び売られて106.30近辺と前日安値を下回った。株高への円安の反応は続かなかった。ユーロドルは1.2473近辺に高値を伸ばした。豪ドルは上値が重い。豪雇用統計で正規雇用が減少したことが嫌気された。ただ、豪ドル/ドルはドル安地合いもあって0.79台を維持。

 ロンドン市場で、ドル円は106円台での振幅。序盤に106.18レベルと1年3ケ月ぶりの安値水準をつけた。その後は欧州株高や米株先物の上昇を背景に106.80近辺まで反発。クロス円も買いが優勢。ユーロ円は133円台を回復、ポンド円は150円台乗せ。ポンドは対ユーロでも堅調。一方、豪ドル円は84円台半ばと上値が重い。ドルは方向感に欠けている。ユーロドルは序盤に1.25台乗せとなったが、その後は1.24台後半へと押し戻された。ユーロ圏貿易収支は手掛かりにならなかった。

 NY市場で、ドル円は106円割れを試した。米株式市場はきょうも上昇しており落ち着きを取り戻しつつある中、為替市場はドル売りを強めている格好。米生産者物価指数やNY連銀指数には反応薄だった。ドル円は106円台で振幅。日本経済新聞が政府が黒田日銀総裁の再任のほか、副総裁に雨宮・若田部両氏の起用を検討していると伝えた。ドル円は一時106.80近辺まで買われた。しかし、ドル売り圧力は根強く、その後106.02レベルまで下落した。ユーロドルは再び1.25台乗せ。ポンドドルは1.41ドル台まで一時上昇。市場ではドル安の背景について見方が定まらず。

(16日)
 東京市場では、ドル円の下げが加速。午前中は前日NY市場と同様に106円台ガサポートされた。ただ、106円台前半で戻りは限定的。午後に入り、106円を割り込むとストップ注文を巻き込む形で一気に105.55レベルまで下落。ドル全面安の流れは続き、ユーロドルは1.2555レベルと直近の高値を超えて2014年12月以来のユーロ高・ドル安水準となった。ユーロ円は132円台前半から133円乗せ水準で上に往って来い。
 
 ロンドン市場では、ドル売りが一服。ドル円は106円台を一時回復。ユーロドルは1.25台を割り込むと1.2460近辺に、ポンドドルは1.41台割れから1.4036近辺にそれぞれ安値を広げた。米三連休を控えて今週のドル安相場に調整が入っている。また、欧州株は続伸しているものの、クロス円での円安の動きは限定的。むしろ、ユーロ円132.35近辺、ポンド円149.14近辺などへ本日安値を広げている。1月英小売売上高は予想を下回る伸びに留まり、ややポンド売りの反応がみられた。米債利回りは10年債が一時2.88%に低下しており、為替や株との連動性は薄れている。

 NY市場では、ドル買い戻しが強まった。ただ、特段のドル買い材料は見当たらず、週末ということもあり短期筋の利益確定のショートカバーが中心だったように思われる。NY市場が明日から3連休ということもあったのかもしれない。ドル円は東京時間に105.55付近まで一時下落していたが、106円台に戻している。午後にはモラー特別検察官が米選挙中のハッキングでロシア人13人を訴追したと伝わったことをきっかけに買い戻しが強まる場面も見られた。

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