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【来週の注目材料】利上げ期待高まる英国、物価動向は<英消費者物価指数>

配信日時
2018年2月10日(土)17:00:00
掲載日時
2018年2月10日(土)17:10:00


 先月黒田総裁発言で円高が進む場面が見られたように、
ここに来て市場は各国の出口戦略への動きへの注目を強めています。

 米国がすでに緩やかな利上げサイクルに入る中、
次に利上げサイクルに入るのはどこか。
昨年11月に約10年ぶりの利上げに踏み切った英国は
日、欧よりも早く利上げへ向かうと期待されており、
動向が注目されるところです。

 8日の英中銀金融政策会合(MPC)では、
追加利上げ時期の前倒しに言及されており
今後の動向が注目されます。

 そうした中、今週は利上げ決定の大きな鍵を握る物価統計の発表が予定されています。
13日に英消費者物価指数(CPI)、生産者物価指数(PPI)、小売物価指数(RPI)です。

 この中でも注目されているのが
英国のインフレターゲットの対象であるCPI前年比。

 英中銀はもともと世界有数のインフレファイターの一つとして知られていました。
(ユーロ導入前の独連銀と並ぶインフレファイターでした、
 欧州はドイツなどでのハイパーインフレの歴史なから
 日本や米国などと比べ、インフレに対する警戒感が強いです)
 もっとも、カーニー総裁は歴代総裁の中ではかなり緩和的な姿勢が目立つこともあり
利上げを急ぐ姿勢は見せていませんが、
インフレターゲットを大きく超える状況は
周囲からのプレッシャーも大きくなっています。

 英国のCPIは昨年2月分からターゲットの2.0%を超える状況が続いており、
前々回、11月分は許容上限とされる3.0%を超える3.1%を記録。
前回12月分も3.0%と上限ぎりぎりとかなりの高インフレを記録しています。

 このような状況を受けて、8日の英中銀金融政策会合(MPC)では、
政策金利を11月時点と比べて
予想期間内でやや早期にかつ一段と引き締める必要と表現。
MPC前まで約5割となっていた次回5月のスーパーサーズデーでの利上げ確率は
67.3%まで上昇する展開となっています。
 
 そうした中、今回1月分のCPI前年比の見通しは2.9%と少し下がりました。
英国は今年第1四半期のCPIを2.9%と見込んでおり、
そうした予想に沿った格好です。
予想を超えて3.0%超えを見せると、
早期の利上げ期待がさらに強まる可能性があり
ポンド買いもありそうです。

 なお、エネルギー価格下落の影響などから
前月比では-0.6%が見込まれています。
このあたりの動向も要注意です。

minkabuPRESS編集部山岡和雅

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