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【これからの見通し】週末控えた米株動向を注視、右肩下がりの流れ続くか

配信日時
2018年2月9日(金)15:45:00
掲載日時
2018年2月9日(金)15:55:00

【これからの見通し】週末控えた米株動向を注視、右肩下がりの流れ続くか

 今週はリスク回避の1週間となっている。為替市場ではドル円の上値が重くなるなかで、クロス円が下落。ドル円以外の各通貨でドル買いが優勢。先週末の米雇用統計で賃金上昇率が予想以上に伸びたことを受けて、市場での利上げ期待が高まった。米債利回りが急上昇するとともに、株式市場には売りが殺到した。週明けもダウ平均が1600ドル安となり、世界同時株安の様相を呈した。動きは次第に落ち着きつつあると見えた矢先に、昨日は再びダウ平均が1000ドル超安となっている。恐怖指数(VIX)は昨年を通して20に届かなかったが、今週は一時50超となった。適温経済を享受してきたマーケットは緊張感を強いられる1週間に。

 この後の海外市場でも米株動向に注目が集まりそうだ。時間外取引でダウ平均先物は100ドル前後と限定的な反発に留まっており、自律回復にはまだ程遠い状況のようだ。ドル円は109円近辺、ユーロ円は133円台半ば、昨日大荒れ相場となったポンド円は152円近辺で取引されている。いずれも今週のレンジでは円高圏内に位置している。

 個別のイベントをみてみると、経済指標はスイス失業率(1月)、英鉱工業生産(12月)、商品貿易収支(12月)、ブラジル小売売上高(12月)、カナダ雇用統計(1月)などが発表される。注目は英鉱工業生産とカナダ雇用統計となりそうだ。英鉱工業生産は前回から伸びが鈍る予想になっている。昨日は英中銀の利上げ前倒し姿勢を受けてポンド相場は急伸したものの、米株の大幅安を受けて売り戻された経緯がある。

 また、カナダ雇用統計はここ2ケ月連続して予想を大幅に上回る雇用増を示しており、今回もその力強さが維持されるのかどうかが注目される。ただ、資源関連の雇用が好調だったことから、足元での資源価格の下落が今後どのように雇用に影響するのかを懸念する見方もでている。正規雇用と非正規雇用の兼ね合いにも注目したいところだ。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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