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【これからの見通し】世界同時株安で米株動向に注目集まる、米金融当局者の見方も

配信日時
2018年2月6日(火)15:45:00
掲載日時
2018年2月6日(火)15:55:00

【これからの見通し】世界同時株安で米株動向に注目集まる、米金融当局者の見方も

 今週はまさしく世界同時株安の様相を呈している。昨日の米株式市場ではダウ平均が1175ドルの大幅安で引けた。週明けの666ドル安と加えると1800ドル超の大幅下落となった。きょうの東京株式市場でも日経平均が一時1600円安となる場面があり、大引けも1071円安と4桁台の下げ幅を記録。

 そのなかで、ドル円は109円台前半から一時108.46レベルまでの下押し。その後は109円台が重くなり、108円台後半での揉み合いとなっている。クロス円はユーロ円が一時134円割れ、ポンド円が151円台前半まで突っ込んだあと、134円台後半、152円近辺までそれぞれ下げ渋っている。ただ、流れとしては引き続きリスク回避的な円高、他通貨でのドル高となっている。

 今回のクラッシュ相場については、先週金曜日の米雇用統計の結果が直接の背景となっている。賃金上昇率が急上昇したことで、今後のインフレリスクや米利上げペース加速への警戒感が広がり、米債利回りが上昇、株式市場は敏感に利益確定売りに走った構図となっている。これまで、緩やかなインフレ上昇とともに米金利上昇も段階的なものに留まるというほど良い状況(ゴルディロックス)が株式市場に買い安心感を与えてきた。しかし、インフレ上昇ペースが速まるようだと、安心シナリオは崩れることとなる。

 また、心理的な面では、目の前でビットコインなど仮想通貨相場が崩壊したこともトラウマとして脳裏に刻み込まれたようだ。しばらくは、短期筋のパニック商状の行方を見守る必要がありそうだ。

 その一方で、今後の米金融当局者らの対応が注目される。新任のパウエルFRB議長の手腕が試されるところだ。これまで、雇用統計など経済指標への極端な市場の反応については、単月の数字では政策判断を行わない、とする発言が常套句だったが、今回はどうか。きょうはブラード・セントルイス連銀総裁の講演が予定されている。

 経済指標は、米貿易収支(12月)、カナダ国際商品貿易(12月)、Ivey購買部担当者景況感指数(1月)などの発表が予定されている。米国では、3年債入札(260億ドル)が実施される。株式関連では、ウォルトディズニー、GMなどの決算発表が予定されている。

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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