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【これからの見通し】このままドル安方向に進むのか、米小売売上高とCPIに注目

配信日時
2018年1月12日(金)15:45:00
掲載日時
2018年1月12日(金)15:55:00

【これからの見通し】このままドル安方向に進むのか、米小売売上高とCPIに注目

 昨日の海外市場ではユーロドルが1.20台後半へと急伸。市場全般でのドル安方向への動きに波及した。12月ECB理事会の議事録で、今年早期でのガイダンス変更の可能性が示唆されたことが背景だった。

 ドル円は111円割れ目前まで再び下押しされている。ユーロドルの急伸がドル売りにつながったほか、昨日発表された米生産者物価指数が前月比マイナスに転じたことが市場にインパクトを与えていた。ドル円にとっては、今週は日銀の超長期債オペの減額が円買い圧力となった経緯もあり、ユーロドルとともにドル売り傾向の一端を担う形になっている。

 市場は日銀やECBなどの出口戦略に向けた動向に過敏に反応している。シカゴ筋などがドル買い持ちを縮小しているとの観測もあり、相場はドル安方向に流れやすい状況といえそうだ。

 そのような状況の中で、本日は米小売売上高(12月)と米消費者物価指数(12月)が発表される。いずれも前回からの伸びが鈍る事前予想となっており、昨日の米生産者物価指数発表時のような反応には注意しておきたい。

 発言関連では、バイトマン独連銀総裁、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、ローゼングレン・ボストン連銀総裁などの講演が予定されている。市場は周知しているとはいえ、バイトマン独連銀総裁は従前よりECBのQE停止を主張してきており、タカ派の発言が想定される。また、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁は経済見通しについての内容となる。ローゼングレン・ボストン連銀総裁はデジタル技術関連の話題となりそうで相場関連には触れない可能性も。

 米株関連では、ブラックロック、JPモルガン、ウェルズファーゴなどの決算発表が予定されている。来週の一連の決算発表の先駆けとして注目されよう。 

minkabu PRESS編集部 松木秀明

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