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ドル売り一服も神経質な展開 ドル円は113.65付近まで買い戻し=NY為替前半

配信日時
2017年11月14日(火)02:27:00
掲載日時
2017年11月14日(火)02:37:00

 きょうのNY為替市場、先週のドル売りは一服しているものの、買い戻しの動きも見られず全体的に神経質な展開となっている。米税制改革で上院共和党と下院共和党が双方法案を提示しており、まとめるのに難航も予想され年内成立への不安感も高まっている。

 一方、FRBの利上げ期待は依然として根強く、市場は12月利上げを確実視しているものの、インフレ鈍化への懸念は根強い。

 米国債も利上げに敏感な短期ゾーンは利回りが上昇するものの、長期ゾーンはさほど上昇を見せずイールドカーブのフラット化が鮮明になっている。基本的にはフラット化はドルの圧迫要因と考えられる。

 そのような中、今週は米消費者物価指数(CPI)の発表も予定されており、議会とあわせて物価動向を確認したい雰囲気もあるのかもしれない。

 ドル円はロンドン時間に売りが強まり、113円台前半でNY時間に入ってきた。しかし、先週後半に調整が強まっていた米株が序盤の下げからプラスに転じていることや、米10年債利回りも序盤の下げを解消していることから買い戻しが膨らんでいる格好。

 きょうもいまのところ、本日113.50付近に来ている21日線でサポートされている。ここ数日、21日線を割り込むもののサポートされる動きが続いており、明日以降の動きが注目される。

 一方、NY時間に入って一服しているものの、きょうはポンドの下げが目立っている。前日の英サンデー・タイムズ紙で、英保守党議員40名がメイ首相に対する不信任を表明する書簡の署名に同意したと報じられ、市場ではメイ政権に対する不信感が強まっている。同紙は首相交代にはあと8人からの不信任が必要とも伝えていた。

 市場はメイ政権の去就はもちろんのこと、EU離脱交渉について年内に大きな進展はないのではとの見方も強まっており、ポンドは上値が重い展開が続いているようだ。明日は10月の英消費者物価指数(CPI)の発表が予定され、前年比で3.1%と前回(3.0%)よりも高い水準が見込まれている。英中銀はまもなくインフレは落ち着くとの見通しを示しているが、市場はもうしばらく高い水準が続くと見ているようだ。

 今週はそのほか英雇用統計も発表される。ポジティブな内容であれば買い戻しも期待されるが、ポンド相場は政治不安やEU離脱交渉に焦点が向かっており、年末にかけ上値は重いとの指摘は多く、また、厳しい局面をまだ織り込んでいないとの指摘も聞かれた。

minkabu PRESS編集部 野沢卓美

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