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【来週の注目材料】テーパリング決定なるか<ECB理事会>

配信日時
2017年10月21日(土)17:00:00
掲載日時
2017年10月21日(土)17:10:00

 26日20時45分にECB理事会の結果発表が行われます。
 政策金利は現状の主要レポ金利0.0%のまま変更なしと見られており、金利面でのサプライズ要素はほぼありません。
 注目は来年以降の債券購入プログラムの継続について。

 量的緩和の一環として月額600億ユーロの買い入れが行われている現状の債券購入プログラムについては、今年年末が期限となっています。
 いきなりやめると市場が混乱することや経済的な影響が大きすぎるため、やめる場合は額を減らして期間を延長するいわゆるテーパリングが行われると見られています。

 今回の会合でそのテーパリングの決定が行われるかどうか、また、行われた場合その規模と期間はといった点が焦点となります。

 もちろん今回は議論にとどめ、最終結論は12月のECBに先送りという可能性もあります。
 一応年内が現行政策の期限内ですので、これでも間に合います。12月の理事会は、四半期毎の見通しを発表する買いにも当たっており、大きな変更の説明をしやすいという面もあります。
 ただ、ぎりぎりすぎるところが大きく、可能性は低いと見られます。

 また、テーパリングを実施せず、そのまま延長という可能性もあります。
 ユーロ圏の物価動向は鈍化傾向が継続しており、インフレターゲットの2.0%近傍が遠い状況。いったんは延長を決めるという方法です。
 
 ドラギ総裁が基本的にハト派なスタンスを好むこともあり、可能性を排除するわけにもいきません。
 ただ、市場はテーパリングを期待しており、
現在の経済状況などからも現行規模での維持は批判が大きき過ぎるものとなる可能性から、こちらも実現性は小さそうです。

 最後にテーパリングを決定した場合、焦点となるのが規模と期間です。

 当初は半年程度を延長期間として、規模を現行の月600億円から300億~400億円に減らすのではと見られていました。
 しかし半年では短いという意見がECB内から出てきており、複数の当局者情報として9か月の存続という見通しが報じられています。この場合、月400億では緩和延長の印象が強すぎることもあり、300億に減らしての9か月延長が見込まれています。

 さらには200億ユーロで12か月の延長という見通しも出ています。

 こうした期間の延長は、月ごとの額を減らしたとしても、緩和的な印象が強まります。

 テーパリングの終了までは利上げは難しいという見通しが広がるためです。
 
 当初の半年を期限とするテーパリングの場合、来年秋以降には利上げの期待が強まると思われますが、9か月もしくは12か月の延長を決めた場合、利上げ見通しを再来年以降に先延ばしすることも可能となります。

 テーパリングを決めた場合、当初の半年300億ユーロでユーロ買い、9か月300億ユーロがベースシナリオ、さらに伸びるもしくは、少なくとも9か月で、期限を定めずなどの表現となった場合はユーロ売りといった反応が予想されます。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅


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