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【来週の注目材料】10年超ぶりの利上げに向けて<英物価統計>

配信日時
2017年10月14日(土)17:00:00
掲載日時
2017年10月14日(土)17:10:00

 英国が10年超ぶりの利上げに向けた動きを強めています。
昨年8月にブレグジッド決定を受けた混乱回避のため、英中銀は同国にとって史上最低水準であった0.5%という政策金利をさらに0.25%引き下げて、0.25%としました。
 
 そこから1年以上0.25%の水準が続いていましたが、このところの英景気の回復傾向もあって利上げへの期待感が拡大。
来月の英中銀金融政策会合は、結果および議事録に加え、四半期インフレ報告と総裁会見のある、いわゆるスーパーサーズデーにあたっていることもあり、来月のMPCで利上げに踏み切るとの期待が広がっています。
実際に利上げを実施すると、2007年7月以来、約10年4か月ぶりとなります。

 前回9月14日の英中銀金融政策会合ではマカファティ委員とサンダース委員の二人の外部委員が利上げに投票し、7対2での据え置き決定となりました。
しかし、その後外部委員の中では最もハト派(利上げに慎重派)といわれるブリハ委員が数か月以内の利上げの可能性に言及。
総裁などを含む5名の内部委員を見てもハルディーン理事(チーフエコノミスト)が利上げに前向きな発言を行うなど、英中銀が利上げを強く意識している状況が見受けられます。


 そうした中、今週は利上げのカギを握る物価統計の発表が17日の火曜日に予定されています。
前回8月の英物価統計は、インフレターゲットの対象として注目度が高い消費者物価指数(CPI)前年比が+2.9%と、7月の+2.6%から一気に上昇し、インフレの許容上限とされる3.0%に迫る動きを見せました。
同コアの前年比も+2.7%と、7月の+2.4%から大きく上昇しており、英国の利上げ期待を押し上げる格好となっています。

 その他、生産者物価指数や小売物価指数も軒並みの上昇を見せており、英国の物価上昇傾向が印象的な結果となりました。

 こうした前回の動向を踏まえて今回の事前予想ですが、消費者物価指数前年比は+3.0%と、
さらに上昇の期待が強まっています。
インフレターゲット(+2.0%)の許容上限に達しており、予想通りもしくはそれ以上の数字が出てくると、利上げ期待をさらに押し上げてきそうです。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

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