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【来週の注目材料】物価の回復傾向が利上げ期待を押し上げへ

配信日時
2017年10月7日(土)17:00:00
掲載日時
2017年10月7日(土)17:10:00

 米国の年内利上げ期待が強まる中、今週は利上げ判断に大きな影響を与える物価統計の発表があります。
12日の米生産者物価指数(PPI)と13日の米消費者物価指数(CPI)です。
米国のインフレターゲットの対象は、PCEデフレータであり、これらの指標ではありませんが、CPIはPCEデフレータに近い変動(水準は一般的にCPIの方が高くなります)を見せることもあり、かなり注目度の高い指標となっています。

 前回(8月分)が9月13日、14日に発表された両指標は、PPIが予想を下回るも7月よりは高い水準に、CPIは総合が小幅上昇コアが7月から若干緩むとの予想に反し、総合が予想以上の高水準、コアも横ばいとかなり好結果を記録し、米国の年内利上げに向けたドル全面高の動きに寄与しました。

 もっとも、その後、9月29日に発表されたPCEデフレータは予想外に総合が鈍化、コアも上昇予想が横ばいと弱めになっただけに、今回の結果に注目が集まっています。

 今回の予想はPPIが前年比+2.6%(前回+2.4%)、同コア前年比が+2.1%(前回+2.0%)。CPIが前年比+2.3%(前回+1.9%)、同コア+1.8%(前回+1.7%)と、ともに伸びています。

 9月はエネルギー価格がかなり上昇(例えばガソリンの全米全種平均は10.7%も上昇しています。)、生産コストの上昇や仕入れ価格の上昇からの小売価格上昇などが予想されるところで、予想前後の数字は十分に出てくる可能性があります。
 PCEはCPIとの計測方法の違いからCPIよりも低く出ることが一般的(計測する対象自体が一部違うので確実ではないですが、まず低く出ます)なので、CPI前年比が2.0%を超えて2.3%まで伸びたとしても、本質的な意味があるものではありませんが、ヘッドラインとしてのインパクトを考えると、ドル買いに影響してきてもおかしくないところ。

 ハリケーンの影響で一部価格の上昇なども予想されることから、今回予想した以上の数字が出てきてもおかしくありません。

 労働市場が利上げを実施するに十分な水準にあるだけに、利上げへのハードルとして意識される物価の鈍化傾向が弱まるとの期待感は
年内利上げへの大きなプッシュとなります。

 市場の注目度も相当高いと思われますので要チェックです。

minkabu PRESS編集部 山岡和雅

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