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【これからの見通し】きょうはECB理事会、ユーロ相場の上下動の心積もりを

配信日時
2017年9月7日(木)15:45:00
掲載日時
2017年9月7日(木)15:55:00

【これからの見通し】きょうはECB理事会、ユーロ相場の上下動の心積もりを

 きょうは注目のECB理事会の結果発表がある。ドラギECB総裁の会見とともにECBスタッフの経済見通しも公表される予定。注目ポイントは数多くあるが、事前の市場の思惑は今回は重要な決定事項はなく、次回10月会合に先延ばしとなるとの見方が大勢のようだ。したがって、市場ではやや売りの反応を示すとの見方が多めとなっており、出口戦略にヒントが少しでも示されれば、むしろ買いに反応する可能性もありそうだ。ドラギECB総裁の発言ごとにユーロ相場が神経質に反応する可能性があり、上下動が激しくなる心積もりが必要となろう。

 前回7月20日の理事会では、QE変更時期を設定しないことで全員一致、テーパリングのシナリオは議論されていない、との発言が繰り返されていた。しかし、ECB理事会は秋に決定を下す、との文言にユーロ買いで反応していた。一方で、8月17日のECB議事録(議事要旨)では、ユーロ相場の行き過ぎリスクに警戒感、ユーロ相場の上昇の一部はユーロ圏のファンダメンタルスの変化を反映、などユーロ高進行に対するコメントが盛り込まれたことで、市場はユーロ高けん制ととらえてユーロ売りに反応していた。今回のドラギECB総裁会見では、上記のポイントにどのような見解が示されるのか、あるいは示されないのかに市場は敏感となりそうだ。

 また、6月8日理事会でのECBスタッフ経済見通しでは、17年から19年成長見通しを引き上げる一方で、17年から19年インフレ見通しを引き下げた。今回も市場ではインフレ見通し引き下げへの観測があるもよう。

 ユーロドル相場は上下動が激しそうだが、直近高値の1.2070レベル、安値の1.1820レベルなどを上下のメドとする傾向もあり、これらのポイントを抜け切ると一段と相場が荒れそうだ。

 その他の材料としては、経済統計はユーロ圏GDP・確報値(第2四半期)、米新規失業保険申請件数(2日までの週)、カナダの住宅建設許可(7月)とIvey購買担当者景況感指数(8月)などの発表が予定されている。原油相場にとっては米週間石油在庫統計が発表される。金融当局者発言では、タカ派として知られるメスター・クリーブランド連銀総裁の講演が予定されている。

 また、米国のトランプ政権と議会はひとまず債務上限について合意しており、引き続き米株式市場が堅調に推移するのかどうか。北朝鮮関連の続報、ハービーに続く大型ハリケーン「イルマ」の動向など話題は多くなりそうだ。
 
みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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