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ルペンリスクを意識するべきか?~仏大統領選とユーロの動向

配信日時
2017年2月12日(日)17:00:00
掲載日時
2017年2月12日(日)17:10:00

 トランプリスクを意識したドル安もあり、1月は上昇が目立っていたユーロドルですが、2月に入ると一転して頭の重い展開となっています。
いくつか理由はありますが、注目されている材料の一つに仏大統領選でのルペンリスクがあります。

 フランスの大統領選は4月23日に第一回投票、過半数を取る候補がいない場合(まずいません)、5月7日に上位二名による決選投票が行われます。
 これまで支持率でトップに立ち、次期大統領の最有力候補といわれてきたのが中道右派統一候補である共和党のフィヨン元首相。
与党社会党が人気を落とす中、ジュベ元首相やサルコジ元大統領を中道右派統一候補予備選挙で破り、ド本命候補として名前が挙がってきました。
 
 しかし、先月末に同首相の下院時代の夫人への不正給与疑惑が浮上。一気に支持率を落とし、支持率で第3位にまで落ち込みました。
変わって支持率トップに立ったのが、極右政党国民戦線のルペン党首です。

 2月6日から9日にかけて行われた最新世論調査では、ルペン氏が26%の支持を得ており、21%を得て二位となっている中道独立系候補マクロン元経済相と5ポイントの差をつけています。
 フィヨン氏は17.5%で三位。与党社会党の中道左派統一候補アモン元教育相は15%で四位となっています。

ルペン氏が当選した場合、反EU,反移民を掲げていることから混乱は必至。英国同様にEU離脱を巡る国民投票を行うことを公約にしていることから、ユーロ自体の崩壊も含めて意識されることとなります。

 そのため、ここにきてユーロ売りが広がる展開になったというわけです。

 ただ実際にはルペン大統領誕生のリスクはあまり高くありません。ルペン氏が第一回投票で過半数を取る可能性はまずありませんので、マクロン氏との決選投票が予想されます。この場合、反極右票が一気にマクロン氏に流れると見られています。
 同じ世論調査では決選投票になった場合マクロン氏に投票すると答えた割合が63%、ルペン氏が37%という状況。普通に考えればルペン氏の大統領就任の目はなく、ありません。市場の警戒感はやややりすぎ感もあります。まぁ昨年世論調査動向に裏切られてきましたので、仕方ないところもありますが。

 とはいえ、26ポイントの差はそう簡単には縮まりませんので、同問題に対する冷静な判断が強まりますと、ユーロの買戻しが広がる可能性が高まります。 

みんかぶ「KlugFX」山岡和雅

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