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【これからの見通し】トランプ会見は消化不良、きょうは米金融当局者発言多い

配信日時
2017年1月12日(木)15:45:00
掲載日時
2017年1月12日(木)15:55:00

【これからの見通し】トランプ会見は消化不良、きょうは米金融当局者発言多い

 昨日のトランプ次期大統領の会見では、記者との軋轢が表面化した形となっており、今後の政策についての内容に踏み込む余地はなかった。日本、中国、メキシコなどとの貿易関係についての見直しが指摘されていた程度だった。市場の反応は強弱が錯綜したが、結局は米債利回りが低下、ドル売りが優勢となった。トランポノミクスについてのより具体的な内容を期待したマーケット参加者にとってはなんとも消化不良の会見に終わってしまったようだ。東京市場でも米債利回り低下とドル安の動きが平行してみられており、このあとの海外市場では一段の動きが想定されそうだ。

 イベント材料としては米経済指標は、新規失業保険申請件数(7日までの週)、輸入物価指数(12月)などの発表が予定されている。新規失業保険申請件数は25.5万件程度の予想で、前回の23.5万件の低水準からは反動増となる見込み。12月の輸入物価指数は前月比、前年比ともにプラスに転じる見込み。

 また、きょうは米金融当局者の講演予定が多い。ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁、ロックハート・アトランタ連銀総裁、ブラード・セントルイス連銀総裁、カプラン・ダラス連銀総裁などの講演や討論会参加が予定されている。昨日のトランプ会見で経済政策の詳細が開示されなかったことで市場には失望感が広がっており、米金融当局者の利上げ見通しに微妙な変化がみられるのか。昨年12月FOMCでみられたように、トランプ政策の景気押し上げ効果が再認識されるのか。それぞれの発言の内容にドル相場は神経質に反応しそうだ。

みんかぶ「KlugFX」 松木秀明

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