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今週のまとめ3月21日から3月25日の週

配信日時
2016年3月26日(土)08:24:00
掲載日時
2016年3月26日(土)08:34:00

21日からの週は、ドル買いが優勢。米金融当局者から4月利上げを示唆する発言が相次いだことが背景。3月前半にはFOMC会合結果がハト派の内容だったことからドル売り圧力が広がったが、ここにきての強気発言にイースター休暇前のポジション調整の動きが加わった格好となった。ドル円は113円台乗せ、ユーロドルは1.11台へと反落。ポンドドルは下げがきつかった。ベルギーで発生した爆弾テロ事件が英国のEU離脱論議を高めるとの観測が広がったことが背景。ポンドドルは一時1.40台まで下落、FOMC前の水準へと押し戻されている。週末にかけては、イースター休場が多い中で市場の流動性が細っており、月末・期末関連の実需フローで値が飛びやすい状況もみられた。来週は金曜日に米雇用統計が発表される。4月利上げ機運が高まるなかで注目度が上昇しそうだ。


(21日)
東京市場は「春分の日」のため休場。
ロンドン市場は、ユーロやポンド、スイスフランといった欧州通貨が軟調。ロンドン朝方は欧州系ファンドがポンドドルを売ったもようで、1.44割れのストップロスを付けると1.4375近辺まで下落。ユーロとフランは連れ安といったところ。ポンドに関しては、EU離脱問題や原油安が重し。ドル円は小動き。東京市場が休みのアジア時間には111.22近辺まで下落し、ロンドン市場に入って111.60レベルまで戻す場面もあったが上値は重かった。
NY市場が、ドルがしっかりした動き。サンフランシスコ連銀のウィリアムズ総裁やアトランタ連銀のロックハート総裁などが次回4月のFOMCでの利上げの可能性に言及したことがドル買いを誘った。ドル円は111円台半ばから112円手前まで上昇。ユーロなどに対してもドル買いが優勢。もっとも、値幅はそれほどなく、慎重な姿勢が目立った。利上げ期待の上昇で債券利回りなどがやや上昇も、NY株がしっかりするなどリスク選好の動きに。NY原油が一時40ドル台に乗せた。ただ、豪ドル買いは限定的。

(22日)
東京市場で、ドル円は112円台を回復。日本株の上昇とともに一時112.21レベルの高値をつけた。その後は仲値にかけて買いが一服、111.84レベルまで一時押し戻された。その後は112円を挟んだ動き。クロス円もドル円に沿った値動き。ユーロ円は125円台後半から126円台乗せ。NY原油先物は時間外取引で41ドル台半ばで高止まり。豪中銀総裁は、商品価格下落に対して豪経済の調整が良く進んでいる、と発言。豪ドルは堅調に。
ロンドン市場はリスク回避の動きが優勢になった。ベルギーの首都、ブリュッセルで空港ロビーや地下鉄で爆発事件が発生、複数の死傷者が出ており、リスク資産から資金が流出した。株価は下落、資金は債券に流れ利回りは低下、金には買いが入り、為替市場では円買いが優勢だった。ドル円は112円レベルから一連の報道や株安を受けて111.38近辺まで下落、クロス円も値を崩した。今回の事件を受けて、英国のEU離脱論が強まったとの指摘があり、ポンドはユーロを含む主要通貨に対して下落。
NY市場では、ドル円は反発した。当初は111円台後半での推移。リッチモンド連銀製造業指数の好結果などにも反応が鈍く、テロ後のリスク警戒感が残る展開となっていた。しかし、欧州株が買い戻されるなど、市場のテロに対する反応が限定的なものにとどまったことで、ドル円も買戻しが優勢に。さらにハト派で知られるシカゴ連銀のエバンス総裁が現状の景気について前向きな発言を行い、年内2回の利上げについても可能性を示唆したことで、上昇が加速、112.49レベルまで上昇した。一時124.60近辺まで下落したユーロ円も再び126円台乗せ。

(23日)
東京市場は、各通貨とも小動き。ドル円は112.14-112.47レンジに留まった。日経平均は方向感に欠けた動きで手がかりとならず。112円台での値固めとなった。クロス円も小動き。ユーロ円は125円台後半から126円ちょうど近辺、ポンド円は159円台半ばでの揉み合いに終始。豪ドル円は85円台半ばから一時85.85近辺へと前日からの高値を伸ばした。NY原油先物は41ドル台を維持。フィラデルフィア連銀総裁は、2016年は2回以上の利上げが必要と述べたが、反応薄。
ロンドン市場でドル円は一段高、112.77近辺と先週木曜日以来の高値を付けた。昨日NY市場で抑えられた112.50を抜けるとストップロスを付けて上昇。今週に入って米FED要人から早期利上げを支持する発言が続き、ドル買いが入りやすい。先週のドル安に調整も。。昨日のテロ事件を背景に、ユーロやポンド、スイスフランといった欧州通貨売りが継続しており、相対的にドルを押し上げた面も。欧州株は買いが先行。
NY市場は、序盤にドル高が優勢だった。前日のウィリアムズSF連銀総裁やロックハート・アトランタ連銀総裁に続き、ブラード・セントルイス連銀総裁も4月の利上げの可能性に言及。ドル買いの流れを誘った。ただ、ドル円は113円をつけきれず、その後は午前中にかけてやや頭の重い展開に。在庫増などを嫌気して原油安が大きく進行、商品関連株の売りなどに米株も軟調な展開となる中で、リスク警戒からの円買いがみられた。カナダドル売りが強まった。ユーロドルは1.11台後半での上下動。

(24日)
東京市場は、円売りが優勢。112円台前半から下げ渋り、午後には112.88レベルと前日高値112.91レベルに接近した。イースター連休前の実需の外貨買いやレバレッジ系の円売りフローが観測された。日経平均はプラス転換。豪ドル円は84円台前半から84円台後半に反発。ユーロ円は125円台前半から一時126円乗せまで上昇。ただ、上海株は軟調で、フロー主導の円売りだった。
ロンドン市場はドル買い先行も伸び悩み。今週続いたドル買い基調だが、イースター休暇や日本の年度末を前にして一旦打ち止めといったところ。ドル円は一瞬113円を付けたが、112円台半ばまで押し戻されている。ユーロドルは約1週間ぶり安値1.1149近辺を付けて下げ渋り。ポンド売りが先行したものの。買戻しに転じている。英小売売上高は前月比が予想を上回ったが、依然としてマイナス、反応しにくい結果だった。
NY市場は、ドル買いが優勢。ロンドン市場でイースター前の利益確定の動きなどに押され、113円台から112円台半ば割れまで売られたドル円は、112.80台まで持ち直す動き。ブラード・セントルイス連銀総裁が次回の利上げはそう遠くないと発言、市場にさらなる利上げ期待を広げた。売りが先行した原油先物の持ち直しもドル円を下支え。ドルカナダも高値から調整売りに押されており、イースター休暇前の調整ムードが広がった。ポンドドルはショートカバーで1.41台後半まで一時上昇。

(25日)
東京市場は、ドル円が113円台に上昇。前日高値を上回り一時113.32レベルと3月17日以来の高値水準をつけた。海外市場がイースター休暇で薄商いとなるなかで仲値に向けた円売りフォローがショートカバーの動きにつながった形。ユーロやポンドに対してもドル買いが優勢。前日の米金融当局者の4月利上げ示唆が引き続きドル買い圧力となっている。
ロンドン市場は、グッドフライデーのため休場。NY市場もグッドフライデーで株式市場や商品市場が休場、外国為替市場への参加者も少なく、ほぼ休場ムードとなった。

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